台湾軍、米国から調達した新型戦車を披露 頼総統「戦場で最強」

 7月10日、台湾軍は、定例軍事演習「漢光」で米国から調達したM1A2T「エイブラムス」戦車第1陣の火力を披露した。写真は、実弾演習に参加した頼清徳総統を含む台湾軍。同日、新竹で撮影(2025年 ロイター/Ann Wang)

[台北/新竹 10日 ロイター] - 台湾軍は10日、定例軍事演習「漢光」で米国から調達したM1A2T「エイブラムス」戦車第1陣の火力を披露した。

4両が新竹県の陸軍訓練場で動く標的や静止した標的に向かって発砲。台湾の頼清徳総統は視察後に「攻撃力にしても機動力にしても、非常に強力で、間違いなく戦場で最強の戦車だ」と語った。

台湾は同戦車を108両発注。今回披露されたのは昨年12月に納入された第1陣38両の一部で、残りは今年から来年にかけて納入される予定だ。

台湾にとっては24年ぶりの新型戦車となる。

アナリストらによると、エイブラムス戦車は侵略から都市や海岸を守るのに役立つとみられるが、台湾は戦車の対ドローン(無人機)技術を高める必要があるという。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

関連記事: