トランプ氏、マスク氏への「中国有事作戦のレク」否定-NYTが報道

Derek Wallbank

  • 「中国に言及することすらなかろう。全く事実と異なる」と米大統領
  • イノベーションと効率性、スマートな生産に関する会合だと国防長官

トランプ米大統領は、中国との有事に備える米軍の危機管理計画について、イーロン・マスク氏へのブリーフィングを国防総省が21日に予定しているとの報道を否定した。

  米紙ニューヨーク・タイムズは、複数の米当局者を引用し、ヘグセス国防長官と米軍トップが中心に行うプレゼンテーションで、危機管理計画の詳細がマスク氏に説明される見通しだと報じた。

  レクチャーが実施されれば、国防総省の最高機密である戦略的思考が、中国とビジネスで広範なつながりを持つ同氏に開示されると懸念された。

  トランプ氏は「どこまでばかげているのか。中国に言及することすらなかろう。ストーリーは全く事実と異なる!!」とトゥルース・ソーシャルに投稿した。

  ヘグセス米国防長官は、マスク氏が国防総省を21日に訪問する予定を確認する一方、同氏が最高機密の作戦計画を目にするという報道は「フェイクニュース」だと別の投稿で主張。「イノベーション(技術革新)と効率性、よりスマートな生産に関する非公式会合だ」と説明した。

We look forward to welcoming @elonmusk to the Pentagon tomorrow.

But the fake news delivers again — this is NOT a meeting about “top secret China war plans.” It’s an informal meeting about innovation, efficiencies & smarter production. Gonna be great! https://t.co/sIhsUjqbG9

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