NY市場サマリー(13日)株上昇、ドル下落・利回り低下
<為替> ドルが下落した。トランプ米大統領が発表した「相互関税」が直ちには発動されないとの報が材料視された。
主要通貨に対するドル指数は0.61%安の107.25と、1月27日以来の安値を付けた。
円は対ドルで1.05%高の1ドル=152.8円となった。
ロシアとウクライナが和平合意に達する可能性があるとの観測から、ユーロのほか、スイスフラン、スウェーデンクローナ、ノルウェークローネなどの欧州通貨が上昇。
ユーロは0.58%高の1.0442ドル。取引序盤で一時、1.0446ドルと1月30日以来の高値を付けた。
NY外為市場:
<債券> 国債利回りが低下した。この日発表された1月生産者物価指数(PPI)の特定の構成要素がインフレ鎮静化を示したことを受け、米連邦準備理事会(FRB)が今年後半に金利を引き下げるとの見方が維持された。
指標となる10年債利回りは10.1ベーシスポイント(bp)低下して4.533%となった。
30年物利回りも9.4bp低下の4.741%。
FRBの政策動向を反映する2年債利回りは5.4bp低下し、4.311%だった。
米金融・債券市場:
テスラは5.8%、エヌビディアは3.2%、アップルは2%、それぞれ上昇。
S&P500は1.04%高で、1月15日以来の大幅上昇を記録。1月23日に付けた終値での最高値をわずかに下回る水準で取引を終えた。
米国株式市場:
<金先物> トランプ米政権の通商政策を巡る不確実性が警戒される中、安全資産としての金需要が高まり、3日ぶりに反発した。4月物の清算値(終値に相当)は前日比16.70ドル(0.57%)高の1オンス=2945.40ドルと、中心限月の清算値ベースで3日ぶりに史上最高値を更新した。
NY貴金属:
<米原油先物> 米国とロシアがウクライナ停戦をめぐる交渉開始で合意したことを受けて供給不安が 後退し、続落した。米国産標準油種WTIの中心限月3月物は前日清算値(終値に相当) 比0.08ドル(0.11%)安の1バレル=71.29ドルだった。4月物は0.10 ドル安の71.14ドル。
NYMEXエネルギー:
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