市況 - 株探ニュース
株式アドバイザー 北浜流一郎
以上のような観点から、まず注目なのは朝日工業社 <1975> [東証P]だ。空調、衛生関連工事の専業大手で、ハイテク制御機器の製造も手掛けていて、いずれも高い技術力で知られるため収益は伸び続けている。配当利回り5.31%は魅力的だ。
ベアリング国内首位の日本精工 <6471> [東証P] も安値から反発はしたものの、まだ底値圏にある。現在水準あたりで投資しておきたい。20人いた役員を4月から6人に絞るなど、構造改革に取り組んでいる点を評価したい。配当利回りは5.21%。
人手不足が深刻と報じられながらも建設各社は増収増益企業が多い。そんな銘柄の一つが、安藤・間 <1719> [東証P]。ダム・トンネルなど大型工事に強く、業績は順調に伸び続けている。株価は高値圏ながら続伸する確率は高いと見る。配当利回り5.17%。
金利のさらなる上昇が見込めるため、不動産業には逆風となると思えるのだが、収益を伸ばし続けているADワークスグループ <2982> [東証P] も魅力的だ。中古マンションやビルを丸ごと買い入れ、リノベーションして販売するビジネスを展開、株価はさらなる高値が見込めそうだ。配当利回り5.06%。
最後は、ジャパンインベストメントアドバイザー <7172> [東証P]を。 リース大手で、課税繰り延べメリットのある航空機リース関連商品に強い。最近はどのリース会社も航空機リースに積極的で競争が激化しているものの、この会社は実績を積み上げてきており、他社に大きく負けてしまうことはないと見てよい。配当利回り4.85%。
2025年3月14日 記 株探ニュース