「特殊装備」しかないスマホ「UleFone Armor」シリーズ
世界最大級のモバイル製品展示会「MWC Barcelona 2025」にて、中国のUleFone(ウレフォン)がスマホ新製品を発表。薄さとスマートさを競い合ってる他社を尻目に、ゴツゴツのタフなルックスを自信満々に押し出しています。
実際にデカい&分厚い&重いのですが、この重厚さにグッとくる人も少なくなさそう。機能的にもちょっと捻りが効いています。
各機種の概要を紹介していきましょう。
Armor 34 Pro
厚さ32.7mmのヘビーデューティーなモデル。実際にiPhone 16と並べて比べてみると、めっちゃ分厚いですね。これだけ厚いので、バッテリー容量も25,500mAhと超強力です。
iPhone 16との比較。たしかに分厚い…機能的にユニークなのは150ルーメンのプロジェクターを内蔵している点。強力なバッテリーと合わせて、野外でも大画面で映画を楽しんだり、資料を投影してプレゼンに活用したりといった使い方ができそうです。緊急時用に1,200ルーメンの懐中電灯も内蔵しています。
チップはMediatek Dimensity 7300、メモリ12GB、ストレージ512GB。カメラ構成はメイン50MP/夜間撮影64MP/超広角50MPとなっています。
Armor 33 Pro
こちらはさらに分厚く34mm。手持ちはちょっと苦労するかもしれません。バッテリー容量も同じく25,500mAh。特徴としては、背面に3.4インチのサブディスプレイを内蔵している点。さらにスピーカーは118dBとかなりの大音量。ちょっとした設備用スピーカー級で、雑踏のなかでも爆音鳴らせます。
チップはMediatek Dimensity 7300Xで、メモリは16GB。そのほかのスペックはArmor 34 Proと同じです。
Armor 30 Pro
Image: Ulefoneこちらも118dBの4Wスピーカー内蔵で、52時間の音楽再生が可能。メインカメラは64MPのナイトビジョン仕様となっており、4つの赤外線LED駆動で、離れた被写体でも鮮明な夜間ショットを撮影できます。
バッテリー容量は12,800mA。チップはMediatek Dimensity 7300X、メモリ12GB、ストレージ512GBという構成。
Armor 29 Pro
こちらはCESで既発表のモデル。バッテリー容量は21,200mAhで、緊急信号用の懐中電灯を内蔵。チップはMediatek Dimensity 7300。ナイトビジョン、サーマルカメラなどを搭載。
uSmart E03
Armorシリーズに対応したアクセサリーで、なんとライト付きの内視鏡。Armorシリーズには専用のuSmartコネクターが搭載されています。
Image: Ulefone何に使うのかというと、クルマのエンジンルームや、入り組んでいて目視しにくい工事場所などをチェックすることを目的としているようです。防水性能はIP67なので、湿気の多い場所でも余裕で使えます。こちらはすでに発売されており、価格は159.99ドル(約2万3800円)です。
いずれもかなり個性強いモデルですが、ほかのメーカーにはないニッチな機能はちょっと魅力的かも。
価格などは発表されていませんが、シリーズは29を皮切りに今年第2四半期から順次発売されるそうです。日本でも正規発売されるか気になるところです。
Source: UleFone