広島の原爆で被爆死、米兵の慰霊式 搭乗していた爆撃機の一部が81年の時を経て埋葬される 受け継がれた被爆者・森重昭さんの思い 米・ペンシルベニア州

日テレNEWS NNN

写真拡大 (全17枚)

ペンシルベニア州ピッツバーグ近郊で6日、広島で原爆の犠牲になったアメリカ兵の慰霊式が行われました。

ジョセフ・ダビンスキーさん、当時27歳。搭乗していた爆撃機が墜落し、捕虜となった広島で被爆死しました。

記者「81年の時を経て、遺族に手渡された機体の一部がきょう、ダビンスキーさんのお墓に埋葬されます」

おいのロバート・タタロビッチさんはことし6月、広島を訪問した際に墜落した機体の一部を受け取っていました。

タタロビッチさん「おじが操縦していた航空機の部品を実際に手に取ることができ、本当に信じられない瞬間だった」

きっかけは、広島で被爆死したアメリカ兵が12人いるという事実を突き止めた、被爆者の森重昭さん(今年3月に死去)からのFAXでした。

アメリカに住む遺族に連絡をとる活動に取り組み、2016年には、広島を訪れた当時のオバマ大統領と抱擁しました。

タタロビッチさん「森さんの思いはご本人が想像していた以上に広く届いている。私たちの世代にも受け継がれ、森さんが亡くなられた後も、その思いは人々の心に響き続けている」

原爆投下から81年の時を経て、機体の一部とタタロビッチさんが広島を訪問した時の写真などが、ダビンスキーさんが眠るお墓に納められました。

タタロビッチさん「森さんのメッセージである『和解、愛、他者への働きかけ』が、本当に大事だ。そしてこの和解のメッセージが、参列した皆様の心に響くことを願っている」

慰霊式ではことし3月に亡くなった森重昭さんへの感謝とともに、平和への祈りがささげられました。

関連記事: