ブラジル大統領、米が関税賦課なら報復の構え
[ブラジリア 30日 ロイター] - ブラジルのルラ大統領は30日、トランプ米大統領がブラジルに関税を課すことを決定した場合、ブラジルも報復措置を取る可能性があると述べた。
ブラジル政府によると、米国の対ブラジル貿易黒字は昨年、2億5300万ドルに達した。それでもトランプ大統領は、米国に「損害」を与えていると考える国の一つにブラジルを挙げ、関税賦課の可能性を示唆した。
米国はブラジルの石油、鉄鋼製品、コーヒー、航空機、オレンジジュースの主要輸入国。一方ブラジルは、米国からエネルギー製品や医薬品、航空機部品などを輸入している。
ブラジル当局者は以前、対米貿易赤字が「トランプ関税」回避の一助になり得ると述べていた。ブラジルは2008年以降、対米貿易黒字を出していない。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
Gabriel is a Sao Paulo, Brazil-based reporter covering Latin America's financial and breaking news from the region's largest economy. A graduate of the University of Sao Paulo, joined Reuters while in college as a Commodities & Energy intern and has been with the firm ever since. Previously covered sports - including soccer and Formula One - for Brazilian radios and websites.