マグニフィセント・セブンが調整局面入り、テスラ株の急ブレーキで
Subrat Patnaik
Photographer: Toru Hanai/Bloomberg
S&P500種株価指数の過去2年の上昇を支えてきたハイテク大手7社「マグニフィセント・セブン」だが、2025年に入ってからは低調が目立つ。25日には昨年12月に付けた高値からの下落率が10%に達し、調整局面入り。時価総額約1兆4000億ドル(約208兆円)が吹き飛んだ格好だ。
アップル、エヌビディア、マイクロソフト、アルファベット、アマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズ、テスラの7銘柄で構成するブルームバーグ・マグニフィセント・セブン指数は25日に一時2.8%下落。直近高値からの下落率は調整局面入りの目安である10%を超えた。
最も下げがきついのは、イーロン・マスク氏が率いる電気自動車メーカーのテスラ。テスラ株はトランプ氏が勝利した昨年11月の米大統領選後には急伸したが、その後は売りが強まっている。販売不振や比亜迪(BYD)など中国勢との競争激化が背景にある。
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原題:Magnificent 7 Dips Into Correction Territory With Tesla Lagging(抜粋)
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