SNSでもゲームでもない…現代人をスマホ漬けにしている「意外なアプリ」とは?(ダイヤモンド・オンライン)

 暇さえあればついスマホを見てしまう現代人。SNSやYouTube、ゲームなどで「時間を溶かしがち」な人も多いだろう。では、どんなアプリが私たちの時間を奪っているのだろうか?調査で分かった、2020年頃から爆発的に使われている、ちょっと意外なアプリとは?※本稿は、社会学者の木村忠正『スマホは心を操る』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。 【この記事の画像を見る】 ● SNSよりも時間泥棒…? 意外なスマホアプリの正体  フラー社と筆者の研究室が行っている共同研究「LDASU(エルダス)」では、2017〜20の各年および23年に5000人規模の調査を実施。スマホ利用者の許可を得て、どのアプリをいつ使ったかという「起動ログ」を記録しました。それによると、ポイントアプリの利用は、スマホ全体の使い方に非常に強い影響をもつことが明らかになりました。  ポイントアプリ利用者、非利用者に分け、17年〜20年、23年の各1月について、グラフ化したものが図1-6です。  図を見ると、17から19の各年とも、ポイントアプリ利用者の方が、スマホ利用が活発であることが明確に示されています。  そして、20、23年を、ポイントアプリ利用者の推移として見ると、起動アプリ数、アプリ起動回数は、18年から右肩上がりで伸長していると捉えることができます。

 18年と23年を比較すれば、ポイントアプリ利用者の中央値の場合、18年で1週間に24種類のアプリを利用し、1日平均75回程度アプリを切り替え、270分(4.5時間)閲覧と、すでに「スマホ漬け」と言ってよいような状況であり、23年は38種類のアプリを、1日平均170回切り替え、360分(6時間)閲覧と、スマホが生活時間を支配しているような状況が窺えます。  上位10%は、18年、23年とも利用時間は1日10時間(600分)前後と、19、20年に比べて少ないとは言え、その長さには改めて驚かざるをえません。  ポイントアプリが、スマホ利用を加速していることが示されましたが、もちろん、ポイントアプリだけを利用しているわけではありません。  図1-6(A)は、起動アプリの種類自体も増えていることを示します。では、どのようなアプリが、私たちを長時間のスマホ利用へと誘うのでしょうか? ● ポイントアプリ利用者は 幅広いアプリを使う  図1-7を見てみましょう。この図は、ポイントアプリ非利用者と利用者に分け、12カテゴリ(ポイント非利用者は11カテゴリ)の利用率をまとめたものです。  ポイントアプリ利用者の利用率(とくに17〜19年)を見ると、総じて、非利用者よりもいずれのカテゴリとも利用率が高くなる傾向があり、スマホ利用が全般的に活発です。メール、ニュース、フリマはいずれも10%程度利用率が高くなっています。一方で、ゲームは利用率にさほど差がなく、ポイントアプリ利用の有無とは関連性はないようです。  ここで興味深いのが、ヘルス、ショッピング、決済です。ポイントアプリ非利用者の場合、ヘルス2割程度、ショッピング2割強、そして決済はほぼ利用がありません。

ダイヤモンド・オンライン
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