キスノーボ監督就任。西野SDと中山昭宏社長は前回以上の任命責任を背負う決断を下した。 二度目の失敗は許されない

マリノスは5日、ヘッドコーチを務めていたパトリック・キスノーボ(44)が監督に就任することを発表した。

この発表に伴い、西野努スポーティングダイレクターは「リスタート」という言葉を公式リリースに載せた。スティーブ・ホーランド監督を解任し、ACLEは準々決勝で敗退。新監督の下、リーグ戦で最下位からの巻き返しを図るこれからは、まさしくリスタートと言えよう。

キスノーボ監督誕生そのものは、ホーランド監督解任後の既定路線である。44歳と年齢こそ若いものの、メルボルン・シティFCでの指揮など監督経験を豊富に持つ人物だ。シティ・フットボール・グループのリストアップによってケヴィン・マスカット監督退任後の監督選考でも最終候補に挙がっていた。

一方で、ホーランド前監督にとっては右腕でも参謀でもなかった。

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