レアル監督シャビ・アロンソ「エンバペ、ヴィニシウス、ロドリゴの同時起用もあり得る」「私のチームではプレーすべき選手がピッチに立つんだ」(DAZN News)
レアル・マドリーは13日にラ・リーガ第4節、敵地アノエタでのレアル・ソシエダ戦に臨む。前日会見に出席したシャビ・アロンソ監督は、FWキリアン・エンバペ、FWヴィニシウス・ジュニオール、FWロドリゴの同時起用も構想にあると語った。 エンバペ、ヴィニシウス、ロドリゴは昨季まで3トップを務めてきたが、ロドリゴがプレーしていた右サイドではMFフランコ・マスタントゥオノ、MFブラヒム・ディアスが優先的に起用されている状況。ロドリゴは本職の左サイドで、ヴィニシウスとのポジション争いに臨む意欲があるとされ、昨季の3トップは同時に出場する機会を失っている。 だがシャビ・アロンソ監督は、今後3選手を一緒にピッチに立たせることも考えているようだ。会見で次のように話している。 「ああ、一緒に出場することは可能だ。昨季、何度となくそうやってプレーしてきたわけだからね。戦う試合や彼ら3人、それとほかの選手たちにも依存している話だ。可能性は否定されたわけじゃない」 「私たちはまだ3試合しか戦っていないんだ。私たちはときとして、短期間で結論を引き出そうとしてしまうね」 シャビ・アロンソ監督はまた、クラブ・ワールドカップで使用した3バックシステムを封印し、4-3-3でプレーしていることにも言及。3バックで真ん中のセンターバックを務めていたMFオーレリアン・チュアメニは、現在はDFラインにほとんど組み込まれず、アンカーとしてプレーしている。 「クラブ・ワールドカップはコンテクスト的に異なる大会だった。プレーコンセプトを固めなくてはいけなかったし、だから1人のMFをセンターバックにしたんだ」 「私たちはアセンシオ、アラバ、リュディガー、ディーン(・ハウセン)、ミリトンと5人のセンターバックを擁しており、チュアメニだっている。(3バックを)実践することは可能だが、しかし前述した通り、チームはまだ3試合しか戦っていないんだ」 その一方で、DFダニ・カルバハルとDFトレント・アレクサンダー=アーノルドのレギュラー争いについて問われると、チーム内競争の健全さを説いている。 「競争は健全なものであり、チーム内に存在することは重要だ。選手たちは厳しい要求があることで最高の力を引き出せる」 「彼らにもほかのポジションの選手たちにも、チームへの参加意識がある。肝要であるのは、誰も取り残されていないことだ。そしてプレーに値する選手がピッチに立つことになるんだよ」 レアル・マドリードでもフランス代表でも絶好調のFWキリアン・エンバペが、すでにチームのリーダーであるかを問われると、こう返した。 「彼は良い時期を過ごしている。ここでの1シーズン目を終えて、今はさらなる意欲を持ち、(リーダーとしての)役割を引き受けている。しかし、その役割は彼一人だけが背負うわけじゃない」 シャビ・アロンソ監督にとって、レアル・ソシエダは下部組織から過ごした古巣だ。父親のペリコ・アロンソ氏も元ソシエダの選手だが、同氏はソシエダと息子の率いるレアル・マドリードのどちらを応援するのだろうか。 「彼に聞いてみてくれ。私たち(レアル・マドリード)の味方をしてくれることを期待しているけどね」