Xiaomiが「POCO F7」発売 コスパ追求、Snapdragon 8s Gen 4や6500mAhバッテリー搭載で5万4980円から
プロセッサには、Qualcommの「Snapdragon 8s Gen 4」を採用した。同プロセッサ搭載モデルが日本市場に投入されるのは、今回が初めてとなる。片山氏によると、CPU、GPU、AIそれぞれのパフォーマンスが、前モデル「F6」と比較して大幅に向上したという。Webブラウザや地図、SNSの閲覧といった日常使いはもちろんのこと、高度なグラフィック性能が求められるリッチなゲームもプレイできる。POCO Fシリーズのベースモデルの中では、「最高性能となる208万点以上のAnTuTuスコアを記録」したそうだ。 バッテリーの持ち具合も用途を問わず重視される。POCO開発チームは、「現在のバッテリー容量ではまだ足りない」と考え、POCO F7にはPOCO史上最大の6500mAhバッテリーを搭載した。充電速度もPOCOブランドの大きな強みであり、POCO F7も例外なく急速充電に対応している。90Wでの急速充電が可能で、30分で約80%まで充電できる。大容量バッテリーと超急速充電の組み合わせにより、「充電切れのトラブルを即座に回復できる」点も、POCOブランド全体の大きな強みの1つだという。 この大容量バッテリーをフルに活用するため、22.5Wの有線リバース充電機能を搭載した。これは「決して珍しい機能ではない」と片山氏は前置きしつつ、「22.5Wという出力は他のスマートフォンの充電速度と比較しても非常にスピーディーであり、大きなセールスポイントだ」と話す。例えば、「iPhone 16」を持っている友人の充電が切れた際でも、28分で約47%充電できるなど、友人や家族の充電を補助する役割を担えるとしている。
上位モデル「POCO F7 Ultra」と同様に、「3DデュアルチャンネルIceLoop」という冷却システムを搭載しており、長時間使用しても熱暴走の心配はなく、ゲームプレイ中のパフォーマンスを維持できるそうだ。 CPUとGPUの効率を最大にしてパフォーマンスを高めたり、タッチコントロールのレスポンスを向上させたり、独自のアルゴリズムで画質を向上させたり、イヤフォンの使用時に足音や声などの効果音を聞き取りやすくしたりする「WildBoost Optimization 4.0」機能を搭載する。こちらもPOCOブランド上位モデルと同等の機能に相当し、コストパフォーマンスのよさがみてとれる。