「GQ MEN OF THE YEAR 2025」発表! これが今年の受賞者だ!
NHK連続テレビ小説『あんぱん』で辛島健太郎を演じた高橋文哉。穏やかで素朴なケンちゃんは、日本の朝を明るくしてくれた。博多弁での演技や主演映画の公開、ドラマのプロデュースを手掛けるなど、多岐にわたる活躍で、表現者として覚醒していく高橋さんから目が離せない。
PROFILE
高橋文哉
2001年生まれ、埼玉県出身。2019年『仮面ライダーゼロ ワン』で主演に抜擢される。24年には映画『交換ウソ日記』で日本アカデミー賞新人俳優賞、25年にはエランドール賞新人賞を受賞。近作はドラマ『フェルマーの料理 』『伝説の頭 翔』『あんぱん』、映画『ブルーピリオド』『あの人が消えた』『少年と犬』『夏の砂の上』など。 26年には『クスノキの番人』(声の出演)『SAKAMOTO DAYS』が公開予定。
PHOTOGRAPH BY TATSUNARI KAWAZUSTYLED BY TOKITA
HAIR STYLED & MAKE-UP BY TOSHIYASU OKI
Breakthrough Artist──ブレイクスルー・アーティスト賞
BiSH解散後、ソロアーティストとして飛躍を遂げたアイナ・ジ・エンド。アニメ『ダンダダン』の主題歌「革命道中 - On The Way」が全世界で大ヒットし、その唯一無二の声と表現力が国内外で高く評価されている。自らの感情を全身で歌い上げる姿が、多くの人の心を震わせている。
PROFILE
アイナ・ジ・エンド
1994年12月27日生まれ、大阪府出身。2015年から2023年まで“楽器を持たないパンクバンド”BiSH のメンバーとして活躍。2021年に1stソロアルバム『THE END』を発表し、本格的にソロ活動を開始。2023年に映画『キリエのうた』で映画初主演。2024年9月に東京・日本武道館で単独公演 「ENDROLL」を成功させた。
PHOTOGRAPH BY YUKI KUMAGAISTYLED BY AI SUGANUMA @ TRON
HAIR STYLED & MAKE-UP BY KATO @ TRON
Best Athlete──ベスト・アスリート賞
全米オープン車いすテニス男子シングルスで優勝して4大大会を制覇。昨年のパラリンピックの優勝を合わせた”生涯ゴールデンスラム”を、史上最年少19歳3カ月であっさりと達成してしまった。ベスト・アスリート賞の授賞は、満場一致で決定だ。
PROFILE
小田凱人
2006年、愛知県生まれ。9歳の時に左股関節に骨肉腫を発症。10歳で車いすテニスを始める。23年の全仏オー プンでグランドスラム初制覇。その後 、全英、全豪 、全米で優勝。24 年のパリ・パラリンピック優勝と合わせて、史上最年少で生涯ゴールデンスラムを達成した。
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HAIR STYLED BY NORI TAKABAYASHI @ YARD
Breakthrough Pop Icon──ブレイクスルー・ポップ・アイコン賞
社会現象にもなった新メンバーオーディション番組「timelesz project -AUDITION-」で5人のメンバーを迎え、新体制として歩みだしたtimelesz。個性あふれるメンバーと確かなグループとしての結束力で躍進し、年末年始には初ドームツアーも決定。いままさに日本のポップシーンに新風を吹き込んでいる。
PROFILE
timelesz
2011年11月に5人組アイドルグループ「Sexy Zone」としてデビュー。2024年4月より「timelesz」に改名し、佐藤勝利、菊池風磨、松島聡の3人で活動。2025年2月に新メンバー オーディション番組「timelesz project -AUDITION-」を通して、寺西拓人、原嘉孝、橋本将生、猪俣周杜、篠塚大輝の 5名が加入。同月8人組の新体制でシングル「Rock this Party」を配信リリースした。
PHOTOGRAPH BY TOKISTYLED BY KYU @ YOLKEN
HAIR STYLED & MAKE-UP BY SHINICHIRO, TSUGUMI MIYAJIMA, KIYOKO NINOMIYA
大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーを務め、また大屋根リングの設計をして、多文化的な“人の集まり”を象徴する場を見事に創りあげた建築家の藤本壮介。特に大屋根リングは、圧倒的スケールながらも周囲と調和する心地よい空間で、今年最大のシンボル建築と言っても過言ではないはずだ。
PROFILE
藤本壮介
建築家。1971年生まれ、北海道出身。東京大学工学部建築学科を卒業後、2000年に藤本壮介建築設計事務所を設立。2014年、「ラルブル・ブラン(白い木)」でフランス・モンペリエ国際設計競技最優秀賞を受賞。近作に「NOT A HOTEL ISHIGAKI EARTH」(2025年)、進行中のプロジェ クトに福岡市「明治公園整備・ 管理運営事業」(2026年竣工予定)、「Torch Tower」頂部デザイン(2028年竣工予定)、 仙台市「国際センター駅北地区複合施設(仮称)」(2031年 竣工予定)など。
PHOTOGRAPH BY YUSUKE ABESTYLED BY NAOKI IKEDA
Best Creator──ベスト・クリエイター賞
小島秀夫監督が手掛けた『DEATH STRANDING』は、ゲーム内でプレイヤー同士が繋がり、ゲームと映画が繋がり、監督自身が繋いだ俳優や監督が出演するなど、ゲームという概念を超えた新しいエンタメ。次作以降も私達の想像を凌駕する革新的な作品を開発中で、その鋭い感性に圧倒される。
PROFILE
小島秀夫
1963年生まれ、東京都出身。ゲームクリエイター、コジマプロダクション代表。ゲームにおけるシネマティックな映像表現とストーリーテリングのパイオニアとして知られ、世界的に高い評価を得ている。2020年、これまでのビデオゲームや映像メディアへの貢 献を讃えられ 、BAFTAフェローシップ賞を受賞。ゲームや映画などのジャンルを超えたエンターテインメントへも創作領域を広げている。
PHOTOGRAPH BY YUSUKE ABESTYLED BY DAISUKE ARAKI
HAIR STYLED & MAKE-UP BY RIE AOKI @ ART FACTORY
Best Actor──ベスト・アクター賞
映画『国宝』で稀代の女形・立花喜久雄を演じた吉沢亮。1年半かけて磨き上げた歌舞伎の所作や踊りに息を呑み、その圧倒的な表現力に多くの観客が涙した。堕ちた喜久雄が乱れ踊るシーンは、狂おしいほど美しく、日本映画史に刻まれる名場面になった。
PROFILE
吉沢亮
1994年生まれ。2009年デビュー。18年の映画『リバーズ・エッジ』で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、19年の映画『キングダム』で第43回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞などを受賞。21年にはNHK大河ドラマ『青天を衝け』に主演した。26年7月には、柿澤勇人とWキャストで主演を務めるミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』が開幕する。
PHOTOGRAPH BY TARO MIZUTANISTYLED BY DAISUKE ARAKI
HAIR STYLED & MAKE-UP BY MASANORI KOBAYASHI @ SHIMA
Achievement Artist──アチーブメント・アーティスト賞
来年3月でデビュー25周年を迎えるRIP SLYMEが、1年間に期間を絞り8年ぶりにオリジナルメンバー5人で再集結した。洒脱なトラックとユーモア溢れるスタイルで、日本のヒップホップシーンを切り開いてきた彼らは、今なお多くのアーティストに影響を与え続ける存在だ。
PROFILE
RIP SLYME
1994年結成。2001年に「STEPPER’S DELIGHT」でメジャーデビュー。斬新なビートと個性豊かなMC陣のマイクリレーによる独自のヒップホップスタイルで、日本のヒップホップシーンを切り拓いた。 2ndアルバム『TOKYO CLASSIC』はミリオンヒットを記録し、5万人規模の野外ライブを成功させた。活動休止やメンバー脱退を経て、2025年4月から1年間限定でオリジナルメンバー5人で活動中。
PHOTOGRAPH BY GO TANABESTYLED BY HIDEYUKI KANEMITSU
HAIR STYLED & MAKE-UP BY GO TAKAKUSAGI