イランの原油輸出、停止可能=米エネルギー長官
[アブダビ 11日 ロイター] - 米国のライト・エネルギー長官は11日、イランの核開発問題を巡ってトランプ大統領が計画する対イラン制裁の一環として、米国がイランの原油輸出を止める可能性があると発言した。アブダビ訪問中にロイターの取材に応じた。
トランプ氏は政権1期目で、2015年に結んだイランとの核合意から離脱し、同国の原油輸出を規制。2期目就任後も、核問題を巡ってイランにより厳しい対応を取っている。
ライト氏は、米国の中東地域の同盟国が、イランの核保有を極めて懸念していると説明した。
イランの原油輸出はバイデン前政権下で回復し、今年に入ってもまだ減少していない。一方的な制裁措置に反対する中国が、イラン産原油を大量に買い入れている。
ライト氏は、米国がいかに最大限の圧力政策をイランに講じるかを問われると、「全くもって実行可能だ。トランプ大統領は1期目で実際にそれを実行している」と指摘。「イランを出港する船舶を追跡できる。どこに向かっているかも把握している。イランの原油輸出を止めることは可能だ」と強調した。
海上でイラン船舶を停止させるかを問われると、「具体的な手法については言わないが、イランに対して100%圧力をかけることができる」と述べるにとどめた。
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Yousef covers Middle East energy out of Dubai, paying close attention to Gulf state oil giants, their roles in the ambitious region's transformational plans and the shift to green energy. He previously covered Gulf financial and economic news, with a focus on the fast-growing capital markets there. He joined Reuters in 2018 in Cairo, where he covered Egypt and Sudan, including its uprising. He previously had stints at a local paper in Cairo and in D.C. as an intern at Politico during the 2016 U.S. presidential election.