大坂なおみ、出産後初の4大大会ファイナル進出逃す...フルセットの大激闘も世界ランク9位アニシモバに逆転負け(TBS NEWS DIG Powered by JNN)

■テニス・全米オープン 女子シングルス準決勝(日本時間5日、アメリカ・ニューヨーク、ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター) 4大大会では出産後初のベスト4入りを果たした大坂なおみ(27)が、準決勝で世界ランク9位のA.アニシモバ(24、アメリカ)と対戦し、7-6(7-4)、6-7(3-7)、3-6で敗れ、2020年以来の全米OPファイナル進出は惜しくも叶わなかった。 今大会第23シード、世界ランク24位の大坂は、全米OPでは2018年、2020年に優勝している。準決勝は今年のウィンブルドン(7月、イギリス)で準優勝したアニシモバを相手に、いきなりブレイクに成功。サービスエースなども決まり序盤は主導権を握った。アニシモバも粘りをみせてブレイク。大坂はブレイクバックを決めると、続くサービスゲームも取りゲームカウント4-2とリード。安定したフットワークで食らいつき、以降はお互いにキープ。だが第10ゲームでブレイクを許し、5-5と互角の戦いに。相手が勢いに乗る中、6-6でタイブレークへ。落ち着いたプレーを続けた大坂は、相手のミスもあり6-1とリード。最後は6-4と迫られたが、相手のレシーブがネットにかかると大坂は叫び、激闘の第1セットを奪った。 第2セットも序盤から力強いショットや、ネットプレーでも会場を沸かせ2-2と接戦。第5ゲームでブレイクを奪われると、少し気持ちが乱れはじめたのか、ミスショットではラケットをコートに叩きつける場面も。気持ちを切り替えブレイクバックに成功すると、お互いにキープし4-4。だが第9ゲームではデュースに持ち込まれ、ブレイクを奪われると会場の熱気は最高潮に。劣勢になりかけたところだが、再び大坂はブレイクを奪い5-5の熱戦に。第11ゲームはデュースとなり、サービスエースから、粘りのショットで6-5。アニシモバも意地をみせ、第2セットもタイブレークへ。1-5の劣勢から粘ったが、3-7で勝負は第3セットへ。 序盤はお互いにキープで進んだが、アニシモバが第4ゲームでブレイクすると流れが傾き、第5ゲームもあっさりキープ。大坂は1-4とリードされる中、第6ゲームを落ち着いてキープしたが、2-5で相手が勝利に王手。第8ゲームを取って意地をみせたが、最後はアニシモバの勢いが勝りゲームセット。 出産のため22年9月の東レPPOを最後にツアーを離れた大坂は、2023年7月に第1子を出産。24年元日のブリスベン国際で復帰し、パリオリンピック™にも出場した。今大会、完全復活を印象づけている大坂は、出産後初の4大大会セミファイナル進出を果たした。準決勝では3時間に迫る死闘も、21年1月の全豪OP以来となる4大大会制覇には届かなかった。 【全米OP・大坂なおみシングルス結果】 1回戦 大坂 2-0 G.ミネン(ベルギー) 2回戦 大坂 2-0 H.バプティスト(アメリカ) 3回戦 大坂 2-1 D.カサトキナ(オーストラリア) 4回戦 大坂 2-0 C.ガウフ(アメリカ) 準々決勝 大坂 2-0 K.ムホバ(チェコ) 準決勝 大坂 1-2 A.アニシモバ

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