6月東京都HIV検査・相談月間 都の取組
- 報道発表資料
毎年6月1日から30日は「東京都HIV検査・相談月間」です。期間中、都内保健所の検査相談室の体制拡充や感染の多い若年層への普及啓発等を行いますのでお知らせいたします。
HIV/エイズについて
1985年に都内で初めてエイズ患者が報告されてから40年。累積のHIV感染者/エイズ患者の人数は12,100人にのぼります。2024年の新規感染者数は290人と前年比横ばいで、エイズ患者報告数の割合は 21.4%と過去10年間で最も高く、検査・診断の遅れが目立っています。 また、同じ性感染症である梅毒も新規感染者数が4年連続で過去最多を記録し、先天梅毒やHIV合併例も報告されています。
検査・相談月間中の主な取組
1 HIV・梅毒検査(匿名・無料)の拡充
HIV検査は、都内の保健所や検査・相談室で、年間を通じて匿名・無料で受けることができます。月間中は、体制を拡充して実施します。詳細はリーフレット(PDF:614KB)をご覧ください。
- (1)保健所では17会場でHIVや梅毒の即日検査・通常検査【注1】の実施日を追加します。休日・夜間の検査日もあります。 【注1】検査には、結果が当日に分かる「即日検査」と、1週間後に分かる「通常検査」があります。
- (2)東京都新宿東口検査・相談室(新宿区歌舞伎町)では、通常のHIV・梅毒の検査に クラミジア・淋菌を追加し、受付数を拡充します。
2 感染の多い若年層に向けた普及啓発等
- (1)10代への普及啓発として、青少年教育施設へ出張し、HIV/エイズや梅毒の啓発を行います。
- (2)アジア最大級のLGBTQ+イベント「Tokyo Pride 2025 Pride Festival【注2】」で、参加団体であるHIVの普及啓発・相談支援団体と連携し、啓発資材の配布等により匿名・無料検査を広報します。 【注2】特定非営利活動法人東京レインボープライドが主催するイベント 匿名・無料検査広報カード
- 期間:令和7年6月7日(土曜日)~8日(日曜日)
- 場所:代々木公園
- (3)都庁第一本庁舎1階で、HIV/エイズや梅毒に関する基礎知識や検査・相談室の紹介などのパネル展示を行います。 昨年度の展示の様子
- 期間:令和7年6月12日(木曜日)~17日(火曜日)
- 場所:都庁第一本庁舎1階中央アートワークスペース
- (4) 都内自治体等で啓発ポスターの展示や普及啓発グッズの配布、デジタルサイネージでの情報提供等を行います。
※参考1 検査・相談等(PDF:397KB) ※参考2 統計資料(PDF:493KB)
保健医療局感染症対策部防疫課 電話 03-5320-4487
記事ID:000-001-20250528-041908