『スーパーマン』初登場1位!『マン・オブ・スティール』超えで好調:全米ボックスオフィス考|シネマトゥデイ

『スーパーマン』が首位デビュー! - (C) & TM DC (C) 2025 WBEI

 先週末(7月11日~7月13日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、映画『スーパーマン』が興行収入1億2,502万1,735ドル(約181億円)で初登場1位に輝いた。今年公開の映画のオープニング興収としては、『マインクラフト/ザ・ムービー』(1億6,275万3,003ドル・約236億円)、実写版『リロ&スティッチ』(1億4,601万6,175ドル・約212億円)に次いで3位となる好成績だ。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル145円計算)

【画像】大胆ドレス続々!『スーパーマン』LAプレミア

 ワーナーは尻すぼみとなったDCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)を終了し、ジェームズ・ガン監督とプロデューサーのピーター・サフランが率いるDCスタジオを新設。DCスタジオによる新たなDCユニバース(DCU)の映画第1弾となったのが、今回の『スーパーマン』だ。オープニング興収は、DCEU作品におけるスーパーマン映画『マン・オブ・スティール』(1億1,661万9,362ドル・約196億円)を上回った。DCEU作品で今回の『スーパーマン』を上回るオープニング興収を記録したのは、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(1億6,600万7,347ドル・約241億円)と『スーサイド・スクワッド』(1億3,368万2,248ドル・194億円)の2作のみだ。

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 海外興収は予想を若干下回ったが、スーパーマンのイメージがアメリカそのものと強く結びついているだけに、本作の興収が国内>海外となることはそもそも想定内だった。世界興収は2億2,002万1,735ドル(約319億円)。なお、本作の製作費は2億2,500万ドル(約326億円)で、宣伝費は1億ドル(約145億円)程度とされている。

 公開2週目の『ジュラシック・ワールド/復活の大地』は、前週比56.2%ダウンでワンランクダウンの2位。累計興収は2億3,244万8,420ドル(約337億円)、世界興収は5億3,269万9,420ドル(約772億円)となった。(編集部・市川遥)

7月11日~7月13日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。 1(初)『スーパーマン』 2(1)『ジュラシック・ワールド/復活の大地』

3(2)『F1(R)/エフワン

4(3)『ヒックとドラゴン』 5(4)『星つなぎのエリオ』 6(5)『28年後…』 7(7)『リロ&スティッチ』

8(8)『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング

9(6)『M3GAN/ミーガン 2.0』 10(9)『マテリアリスツ(原題) / Materialists』

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どこまで行くのか! 『侍タイムスリッパー』が宝塚でミュージカルに! - (C) 2024未来映画社

 15日、宝塚歌劇団の「2026年宝塚歌劇公演ラインアップ」が公式サイトで発表され、第48回日本アカデミー賞で最優秀作品賞に輝いたインディーズ映画『侍タイムスリッパー』が月組で舞台化されることが明らかになった。主演は鳳月杏天紫珠李、脚本・演出は柳奈穂子が務める。

【動画】奇跡を達成したキャストが語る!『侍タイムスリッパー』舞台あいさつ【トークノーカット】

 映画『侍タイムスリッパー』は、落雷によって幕末から現代の時代劇撮影所にタイムスリップしてしまった会津藩士・高坂新左衛門(山口馬木也)が、時代劇に携わる人々の人情に支えられ、“斬られ役”俳優としての第2の人生を歩む痛快娯楽劇。監督の安田淳一が、脚本、撮影、編集など1人で11役以上を担い、脚本に感銘を受けた東映京都撮影所の協力を得て、私財を投じて自主制作した。

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 2024年8月に都内1館のみで封切られると、たちまち評判が評判を呼び全国上映へと人気を拡大、異例の大ヒットを記録し、日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝く、文字通りの奇跡を巻き起こした話題作が、宝塚歌劇の舞台に登場する。  

 東京「東京国際フォーラムホールC」にて2026年1月9日(金)から1月20日(火)、大阪「東京建物Brillia HALL 箕面(箕面市立文化芸能劇場)」にて2026年1月28日(水)から2月5日(木)にかけて上演予定。チケットの一般発売は、東京が2025年11月23日(日・祝)、大阪が2025年12月14日(日)から。

 なお、『侍タイムスリッパー』はコミカライズも決定しており、7月18日には日本テレビ系「金曜ロードショー」(午後9時~11時29分※放送枠35分拡大)で地上波初放送される。(編集部・入倉功一)

【トークノーカット】山口馬木也、冨家ノリマサ、沙倉ゆうの、田村ツトムらが登壇!映画『侍タイムスリッパー』舞台あいさつ » 動画の詳細

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藤原竜也と深作健太氏、深作欣二監督の写真を手に

 俳優の藤原竜也が15日、丸の内TOEIで行われた「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクト『バトル・ロワイアル』上映前舞台あいさつに、脚本を担当した深作健太と共に出席。藤原は、故・深作欣二監督を偲ぶと共に「もっとご一緒したかった」と胸の内を明かしていた。

【動画】川田章吾キャストの裏話も 藤原竜也『バトロワ』舞台あいさつ【トークノーカット】

 2000年に公開された『バトル・ロワイアル』は、高見広春の同名小説を『仁義なき戦い』シリーズの深作欣二監督が映画化。新世紀教育改革法・通称「BR法」の対象クラスに指定された中学生たちが、最後の一人になるまで殺し合いをする姿を描いたバイオレンスアクション。

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 大規模なオーディションを勝ち抜き主役に抜てきされた藤原。撮影前には東映の大泉撮影所で合宿生活を行ったといい「撮影所の周りを生徒全員でランニングするところから始まり、筋トレ、アクション練習と続きました。最初は“なんでこんな大変なことをさせられるんだろう”と思いながらやっていたのですが、撮影に入るともっと大変でした」と苦笑い。

 現場では、深作監督が「誰一人間違えることなく生徒全員の名前を覚えてくれていたんです」というエピソードを明かすと「100名近くいた生徒一人一人とアグレッシブに向き合ってくださり、とても温かさを感じていました」と懐かしんだ。

 本作は、その過激な内容が国会でも取り上げられるなど、大きな話題になった。健太氏は「東映はやくざ映画などアナーキーな映画でずっと頑張ってきた会社だったので、最初は仕込みかと思いました」と笑うと「もともと逆境も全部メリットに変えていく会社だったので、あの時も宣伝や営業の皆さんが一丸となって盛り上げてくれていたことを覚えています」と語っていた。

 アクションを含めハードなシーンが多数登場する本作。そのほとんどのシーンを自分で演じたという藤原は「映画というものをまだ理解していなかったので、自分がやるもんだと思っていました」と笑うと、診療所が爆発するシーンも、自身が演じたと続け「とても熱くて爆風も相当すごかった。他の作品で違う現場に行ったときも『深作組をやっていたんだから、こんなものは軽いだろう』と言われたり……。それが逆に嬉しかったですね」と思い出話を明かしていた。

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 撮影当時、深作監督は70歳。藤原は「僕はまだ17~18歳ぐらい。それで深作組で主役をやらせていただき、時に褒められたり、時に“お前のその芝居を続けてもお客はついてこないから、こういう芝居をしてくれ”と数ミリ、数センチの感情のブレを細かく指摘していただいたりしました」と熱い思いで向き合ってくれたこと明かすと「やくざ映画などを観ていても、人間の本質的な部分を見透かされているような演出をされる方でした」と特徴をあげていた。

 藤原は、そんな深作監督との出会いを「宝物ですよね」としみじみ語ると「映画の楽しさ、大変さという魅力を教えてくれたのが深作組です。そんな深作組に、若いうちに参加させてもらったことが、この先の僕の人生においてきっと財産として残っていくんじゃないかと思っています。あそこまで才能のある方とは、もっとご一緒したかったという思いが今でもあります」と故人を偲んでいた。

 「さよなら丸の内TOEI」プロジェクトは、7月27日に約65年の歴史に幕を閉じる丸の内TOEIを惜しみ、劇場へかかわる全ての人への感謝と、「映画館で映画を観る」ことの大切さを改めて訴求することを目的に、5月9日から7月27日までの80日間にわたって数々の傑作特集上映に加え、各種イベントを実施。その一環としてこの日は、2000年に公開された『バトル・ロワイアル』が上映された。(磯部正和)

『バトル・ロワイアル』上映に藤原竜也が駆け付ける!今だから言える裏話続出!?【さよなら丸の内TOEI】『バトル・ロワイアル』上映前舞台あいさつ【トークノーカット】 » 動画の詳細

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『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』第2弾となるキービジュアル - (C)Magica Quartet / Aniplex,Madoka Project

 アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の新作映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』が2026年2月に公開されることが、15日にアニプレックスYouTubeチャンネルで配信された「魔法少女まどか☆マギカ Magia Exedra エクセドラ通信 #8」番組内で発表され、新たなキービジュアルと予告映像が公開。さらに、2012年公開の劇場版を再編成した「魔法少女まどか☆マギカ 始まりの物語/永遠の物語」TV Editionの放送も決定した。

【画像】『魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』場面カット

 『〈ワルプルギスの廻天〉』は、2013年公開の『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』の正当続編にして新たな始まりとなる新作映画。総監督・新房昭之、脚本・虚淵玄、キャラクター原案・蒼樹うめ、アニメーション制作・シャフトによる劇場作品となり、ボイスキャストとして悠木碧(鹿目まどか役)、斎藤千和(暁美ほむら役)、水橋かおり(巴マミ役)、喜多村英梨(美樹さやか役)、野中藍(佐倉杏子役)、阿澄佳奈(百江なぎさ役)、加藤英美里(キュゥべえ役)が出演する。

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 新たな予告映像には本編カットが使用されており、劇場公開への期待を高める仕上がり。また、7月18日から今回のキービジュアルを使用した特典付きムビチケカードも発売される。

 さらに、2012年に公開された『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語』『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[後編]永遠の物語』を再編成したTV Edition が2025年10月より、MBS/TBS系・全国28局ネット「日5枠」(毎週日曜夕方5時~)にて放送決定。初回放送日などの詳細は、後日発表される。(編集部・入倉功一)

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