有吉弘行「べらぼう」で服部半蔵の末裔役 自己評価は「100点と言うしかない」

有吉弘行演じる服部半蔵 - (C)NHK

 横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜NHK総合よる8時~ほか)の8月31日放送・第33回にお笑いタレントの有吉弘行が出演することが明らかになった。有吉が演じるのは、徳川家康に仕えた服部半蔵の末裔。併せて、扮装ビジュアルが公開された。

【画像】「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」新たなキャスト11名

 大河ドラマ第64作「べらぼう」は、江戸時代中期、貸本屋から身を興して書籍の編集・出版業を開始し、のちに江戸のメディア王として時代の寵児となった蔦屋重三郎(横浜)の物語。脚本を大河ドラマ「おんな城主 直虎」やドラマ「大奥」(NHK)シリーズなどの森下佳子、語りを綾瀬はるかが務める。

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 有吉演じる服部半蔵は、松平定信(井上祐貴)から留守の白河を任されていた人物で、ある知らせを定信に伝えにくる役どころ。収録の感想について有吉は「緊張しましたが無事終わってよかったです。皆さんに迷惑をかけてはいけないという気持ちと、カツラをしている頭と刀をさしている腰が痛いという気持ちで、早く終わらせたいという一心でした(笑)」と語り、演技に点数をつけるとしたら「100点と言うしかないですね」と回答。

 また、視聴者に「一生懸命やっていますので、ぜひご覧ください。カネオくんも日曜日に放送しているので、そちらもぜひご覧ください」と呼び掛けている。

 有吉にとって時代劇への出演は2009年にNHKで放送された「陽炎の辻3 ~居眠り磐音 江戸双紙~」以来。同作では老人たちを騙し、金をかすめ取る詐欺師の町人を演じていた。

 本日(24日)放送された、有吉がMCを務める教養バラエティ番組「有吉のお金発見 突撃!カネオくん べらぼう&豪華コラボ!花の都・江戸SP!」では、有吉の「べらぼう」収録の舞台裏も公開された(NHKプラスで31日まで見逃し配信中)。(石川友里恵)

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来日したレン・ワイズマン監督とアナ・デ・アルマス - 写真:高野広美

 人気アクション映画『ジョン・ウィック』シリーズ最新作『バレリーナ:The World of John Wick』に主演したアナ・デ・アルマスと監督のレン・ワイズマンが来日時にインタビューに応じ、こだわりの日本刀アクションシーンの撮影秘話を明かした。

【画像】タイトなワンピース姿が美しすぎ…来日時のアナ・デ・アルマス

 伝説の殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)を生んだロシア系犯罪組織「ルスカ・ロマ」で暗殺者として育てられたイヴ(アナ)が、かつて父を殺した暗殺教団の手掛かりを得て、単身、壮絶な復讐に乗り出す姿を描いた本作。雪が降り積もるオーストリアの山麓の町、ハルシュタット近辺の教団の拠点についにたどり着いたイヴは、燃え盛る小屋の中で美しい日本刀アクションを繰り広げる。

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 ワイズマン監督は「彼女の激しい怒りが視覚的にも現れるようなものにしたくて、炎のシーンになったんだ。彼女にとって重大なことが起こった直後であり、その感情を視覚的に見せるというイメージがずっとあった。怒りがピークに達し、彼女はそれにある意味負けて憤怒を放流させるという」と説明。さまざまなバージョンをテストし、初期には「イヴが銃を向けてきた腕を切り落とす」というショットもあったが、ある意味ポップな“腕切断ショット”はこのシーンが持つ切なさと怒りにそぐわないとナシにしたのだという。

 日本刀でのアクション撮影を「素晴らしかった!」と気に入った様子のアナだが、「わたしがやった準備やトレーニングは、本当の刀での戦いを学ぶことと比較するととても足りないだろうけど、とても難しかった」と打ち明ける。「安全のために、準備も撮影も少し短いバージョンの刀でやるんだけど、頭の中では長い刀を持っているとイメージして、ちゃんとそう見えるような動きをしないといけないの。それが難しかった」というアナに、ワイズマン監督も「例えば、誰かを刀で突きさすようなシーンだったら、(実際には短い刀のために刺さっていないが)刀を真っすぐに固定して、震えないようにしないといけない」と撮影用の刀ならではの難しさを語った。

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 さらに、ワイズマン監督は「アナは自分でインサート(顔などは映らない補足的なカット)もやったのだが、ケースの中に入っている刀を取るクローズアップのシーンは僕的にかなりこだわったショット。たくさんのショットにこだわったけどね。最初はアナがパッとつかんで持ち上げちゃったんだけど、もっとセクシーに! と滑らせるように持ち上げて最高になった(笑)」と日本刀シーンの細かなこだわりを披露。アナは「本物の炎が燃えているから強烈なシーンだった。本当に熱いの(笑)。でも、シルエットのように撮影された映像はとても美しく、お気に入り」とその出来栄えに自信をのぞかせた。

 創意工夫に富んだ超絶アクションシーン続きの本作だが、最も形にするのに時間がかかったのは「手りゅう弾での戦闘シーン」だという。ワイズマン監督は「ちょっとマジックショーのような感じで、事前に開けている壁や隠しドアを使った撮影だった。イヴが男に手りゅう弾をくわえさせ、ドアの後ろに閉じ込めて爆発させるシーンは一連の撮影で、カットしていない。彼は本物の爆発の前に、落とし戸から逃げているんだ。だからそうした計画をきちんと立てるのには時間がかかった。だけど、もう3週間余計に撮影できていたらなと思うよ(笑)。あれは本作について僕が思い描いた最初のシーンの一つだから。“雪合戦の雪玉が手りゅう弾だったらどうだろう?”というアイデアから生まれたんだ」とまだ撮り足りない! とばかりに本作への熱い思いを明かしていた。(編集部・市川遥)

映画『バレリーナ:The World of John Wick』は公開中

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物乞いに変装した一橋治済(生田斗真) - (C)NHK

 横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜NHK総合よる8時~ほか)の24日放送・第32回では、劇中でヒールとして描かれている一橋治済(生田斗真)の謀略がエスカレートし、とあるシーンで視聴者を仰天させた。

【画像】一橋治済(生田斗真)がまさかの変装…

 第32回「新之助の義」は、新之助(井之脇海)の妻おふく(小野花梨)と生まれたばかりのとよ坊が押し込みにあい、殺されてからの展開。蔦重(横浜流星)は新之助を訪ねると、救い米が出たことを知る。蔦重は意次(渡辺謙)の対策が功を奏したと言うが、長屋の住民たちから思わぬ反発にあい、民と田沼の狭間で苦悩する。

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 止まらぬ米の値の高騰に苦しむ民たちが「世の悪いことはすべて田沼のせい」と殺気立つなか、十代将軍・家治(眞島秀和)が薨去したことにより後ろ盾を失い失脚した意次。一方で、“木綿小僧”(=松平定信)が気に食わない高岳(冨永愛)、保身に動く松平康福(相島一之)らの考えから意次が再び登城し、“裏の老中首座”として返り咲き。意次は対立していた松平定信(井上祐貴)との駆け引きでお救い米の手配と引き換えに将軍後見の座を約束。しかし、意次を恨む定信の策略なのか米の手配は果たされず、各地で広がりつつある打ちこわしが江戸でも起きようとしていた。

 お救い米が届くはずだった日。民たちによる暴動が起き、一触即発の事態に蔦重が青ざめる中、とある男と物乞いが民たちの怒りを煽るように「米がなければ犬を食え??犬を食えとは~!」「まことにそんなことを言われたのか?」「そこのお侍様が……」「俺達には犬をつかまえて食えと!食えと~!」と会話を交わす。男は、平賀源内(安田顕)や田沼意知(宮沢氷魚)の死への関与が疑われていた“丈右衛門だった男”(矢野聖人)。そして物乞いは何と治済で、ネットでは「治済だった?」「怖っ」「おい?」「なんでいるw」「ここまでするか?」「いくらなんでもやりすぎ」「とうとう自らお出ましになるとは」「ラスボスが最前線に出てくるとは…」と驚きの声が続々。

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 “丈右衛門だった男”をマークしていた蔦重は不安に駆られるが、新之助はまんまとその言葉に乗せられ「お上のお考え、しかと受け取った!」と決意表明。糸が切れてしまったかのような新之助に「新さんダメだ…」「早まっちゃダメだよ」と先行きを不安視する声が寄せられた。

 徳川治貞(高橋英樹)に「失念しておりました」発言で空気をピりつかせたり、将軍家が守ってきたしきたりを平然と「破れ」と言い放ったり危うさを覗かせる治済。前の場面では、かねてから癒着が噂されていた家斉(城桧吏)の乳母・大崎(映美くらら)と会話を交わす場面もあり、「この一連…そもそもあの女狐(高岳)の浅知恵で始まったものかと…」(大崎)「なるほどのう……」(治済)と穏やかではない様子。そこで大崎は治済から箱を受け取ると中身を確かめ、「かしこまりました」とニヤリ。視聴者の間では「やはりここがつながってた」「やはり手下だったのね!」「このライン怖すぎる」「高岳もロックオンされた」とざわざわ。家治が大崎らがあつらえた醍醐を食したのちにわかに体調を崩したことから、箱の中身が「毒か?」「また誰か死ぬのか?」と注目を浴びている。

 「べらぼう」公式サイトの人物紹介で、大崎は「家斉の将軍就任後、大奥で絶大な権力を持ったといわれる」と紹介されていることから今後も暗躍が続きそうだ。(石川友里恵)

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赤池(田中泯)から感じる小さな違和感とは 第6話より - (C)TBSスパークル/TBS(撮影:加藤春日)

 8月31日に放送される、松本潤主演の日曜劇場「19番目のカルテ」(TBS系、日曜よる9時~)第7話のあらすじが24日、公開された。主人公・徳重晃(松本潤)が師匠・赤池登(田中泯)の抱える“違和感”に気が付く。

【画像】滝野(小芝風花)が涙…「19番目のカルテ」第6話

 本作は、医療における19番目の新領域「総合診療科」がテーマのヒューマン医療エンターテインメント。魚虎(うおとら)総合病院の総合診療医・徳重晃(松本)が「問診」を通して、複雑な症状を抱える患者の心や生活背景などから、その人の「最善」を見つけ出していく。原作は富士屋カツヒトの連載漫画。脚本は「コウノドリ」にも携わった坪田文

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 きょう放送された第6話では、総合診療科に移った滝野みずき(小芝風花)が、徳重の指導のもと、ターミナルケア(終末期医療)を初めて担当し、末期がん患者の願いと、家族の複雑な思いや葛藤に触れ、医師として自分に何ができるのかと悩み、成長する姿が描かれた。

 第7話では、夏休みを取った徳重が、離島の診療所に師匠の赤池を訪ねる。島は徳重にとって、総合診療医として歩み始めた原点のような場所。徳重と赤池は軽口をたたき合ったり、畑仕事をしたりと、和やかな時間を過ごす。しかし、徳重の中には、赤池のふとした動作や言葉から感じる小さな違和感が募っていく。師匠が抱えた嘘とは。

 一方その頃、徳重の留守を預かった滝野は、外科医・東郷康二郎(新田真剣佑)からの依頼で、手術に不安を抱える患者・小田井の診療に加わることに。滝野が奮闘する中、次期院長選に向け、収益重視の東郷陸郎(池田成志)が勢いを強め、院内には緊張感が漂い始め、物語は最終章へと向かっていく。(編集部・入倉功一)

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滝野役の小芝風花とがん患者・半田辰を演じる石橋蓮司 - (C)TBSスパークル/TBS(撮影:加藤春日)

 松本潤主演の日曜劇場「19番目のカルテ」(TBS系・毎週日曜よる9時~)の第6話が24日に放送され、末期がん患者役でゲスト出演した石橋蓮司の演技が、X(旧Twitter)で「石橋蓮司さんの演技がリアルで凄すぎる」「心配になるほどの演技」など反響を呼んだ。(ネタバレ注意。以下、第6話の内容を含みます)

【画像】滝野役・小芝風花の涙も…「19番目のカルテ」第6話

 本作は、医療における19番目の新領域「総合診療科」がテーマのヒューマン医療エンターテインメント。魚虎(うおとら)総合病院を舞台に、総合診療医・徳重晃(松本)が、複雑な症状を抱えた患者に寄り添い、病気を診るだけでなく、心や生活背景などから「最善」を見つけ出していく。徳重と出会ったことで総合診療科へ転科する医師・滝野みずき役で小芝風花が出演。原作は富士屋カツヒトの連載漫画。脚本は「コウノドリ」などの坪田文

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 第6話で描かれたのは、肺がんステージ4と診断された患者・半田辰(石橋)のターミナルケア(終末期医療)。在宅ケアを望む患者の訪問診療を総合診療科で受け持つことになり、徳重は、滝野に担当を任せることを決める。大工として懸命に働き、何人もの弟子を育ててきた辰。本人は人生の終わりを受け入れており、最後は映画スターのように「かっこよく死にたい」と滝野に伝える。

 病に苦しみながらも、滝野にしっかりとあいさつをし、できることは自分でやろうとする辰。それでも確実に衰弱した姿を、弱々しい息遣いや表情でリアルに表現する石橋の演技に「石橋蓮司さん…心配になるほどの演技」「石橋蓮司さんが本当の患者さんに見えて凄い…」など、視聴者もXで反応する。前クールの日曜劇場「キャスター」など、印象的な悪役でも知られるだけに「ちょっと前まで怖い雰囲気の悪役やってたのに今めちゃくちゃ病気のおじいちゃんな石橋蓮司すごすぎ」という声もあがるなど、ベテランの演技にあらためて圧倒されたようだ。

徳重晃(松本)に近づいてきたような滝野(小芝)

 また、看取りの経験のない滝野が、辰に寄り添おうと奮闘する姿にも「滝野先生いい先生や…………」「滝野先生、頑張ってるな!」などの声があがる。辰の願いと、同居する次男・龍二(今野浩喜)、離れて暮らす長男・竜一郎(近藤公園)、それぞれの思いの間で葛藤する滝野。徳重の師匠・赤池登(田中泯)の「これからがどんなに短くても、最後の瞬間まで、人生は続く」という言葉を胸に辰に付き添い、徳重のように患者の回想に入り込む場面も描かれ「滝野先生も患者さんの人生の中に入れてる!」「入った!!滝野先生も!!涙」など、成長を喜ぶ声もあがった。

 そして、辰のために開かれた食事会の場面では、家族や友人たちが集い、滝野は、辰と妻の思い出の“ディスコ”を再現。そこから続く、辰を看取る場面に、「過呼吸ぐらい泣いてる」「ダメだコレは泣いてしまう」「辰さん…きっと幸せな旅立ちでしたよね…」「石橋蓮司さんの演技が凄すぎて、泣ける 小芝風花ちゃんもとてもいいし、神回ですね」などの声があがった。(編集部・入倉功一)

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