イスラエル右派閣僚がアルアクサモスク訪問、ガザ人質のために「祈り」

イスラエルのイタマル・ベン・グビール国家安全保障相は26日、パレスチナ自治区ガザの人質のために「祈り」をささげるとして、エルサレムのアルアクサモスクを訪れた。安保相報道官の提供写真。(2024年 ロイター)

[エルサレム 26日 ロイター] - イスラエルのイタマル・ベン・グビール国家安全保障相は26日、パレスチナ自治区ガザの人質のために「祈り」をささげるとして、エルサレムのアルアクサモスクを訪れた。アルアクサモスクはイスラム教の重要な聖地で、新たな緊張を生む可能性がある。

右派のグビール氏は「今日、兵士たちの安寧を祈り、神の助けのもと、人質全員の速やかな帰還と完全な勝利を祈願した」とXに投稿した。

イスラエル首相府は直ちにイスラエルの公式見解を再表明する声明を発表した。

アルアクサモスクは神殿の丘にありイスラム教、ユダヤ教、キリスト教の三大宗教の聖地が集まる場所として知られ、イスラム当局との「現状維持」の合意のもと、ヨルダンの宗教機関によって管理されている。

イスラエルは非イスラム教徒の祈りを制限する数十年来の規則を公式に受け入れている。ただイスラエルの警察・軍がモスクに侵入し、パレスチナ人と衝突する事案も発生している。グビール氏は8月にユダヤ人がアルアクサモスクで祈ることが認められるよう改めて呼びかけ非難を浴びている。

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