【○虎将トーク】阪神・藤川監督「決めきれなかった? いつですか」六回1死満塁で4、5番凡退に「全く思わないですね」

六回1死満塁、遊飛に倒れた阪神・佐藤輝明=バンテリンドームナゴヤ(撮影・松永渉平)

(セ・リーグ、中日2ー3阪神=延長十回、14回戦、7勝7敗、6日、バンテリンD)阪神が2戦連続、今季15度目の逆転勝利で、優勝マジックを1減の「32」とした。十回、2安打と四球で無死満塁とし、代わったジュニオル・マルテ投手(30)の前に、八回に同点打を放っていた佐藤輝明内野手(26)は空振り三振に倒れたが、大山悠輔内野手(30)の押し出し死球で勝ち越した。連投で5S目(1勝)の石井大智投手(28)は36戦連続無失点で、藤川球児監督(45)が2006年に樹立したリーグ記録まで、あと「2」とした。八回の湯浅京己投手(26)、九回の及川雅貴投手(24)は連続試合無失点をそれぞれ「10」「11」とした。村上頌樹投手(27)は6回105球6安打9奪三振1四球2失点。延長戦は7勝7敗2分。セ・リーグで唯一負け越していた中日とは7勝7敗。5カード連続勝ち越しで、最多貯金を「24」に更新した虎将の主な一問一答は以下の通り(成績=61勝37敗2分、観衆=3万6293人)。

ーー中継ぎの頑張りが勝ちにつながった

「守備も含めて、自分たちのゲームはできたかな、と思います」

ーー近本が起点になった

「そうですね、どんな選手が出塁しても起点になるような攻撃ができていたのではないかな、と思います」

ーー最後まで粘り強くチャンスを作った

「そうですね」

ーー佐藤輝が冷静に(八回2死三塁での同点左前打)

「そうですね、素晴らしかったですね」

ーー六回に決めきれなかった中で勝てたのは大きい(1死満塁で無得点)

「決めきれなかった? いつですか」

ーー4、5番で(佐藤輝遊飛、大山三ゴロ)

「全く思わないですね。野球ですから。みんないつもやってくれていると思います」

ーー僅差のゲームを最少失点でしのいで、阪神らしい野球ができた

「しのぐというか、ペース、自分たちのペースで野球をやるというだけですね」

関連記事: