『異端者の家』本編映像が一部公開。ヒュー・グラント演じるサイコパスおじさんがシスターを家に閉じ込める。最悪の脱出ゲームが始まる
4月18日(金)、『ミッドサマー』や『LAMB/ラム』などの映像作品を手がけるA24の新作スリラー映画『異端者の家(原題:Heretic)』の本編映像が一部公開された。
本作は、宗教勧誘のために森の中に佇む一軒家を訪ねたふたりのシスターが、インテリ風の男性「リード」(役:ヒュー・グラント氏)に屋内に幽閉されてしまう場面からスタートする。この度、公開された映像では、なんとか外部への連絡手段を確保したいシスターが「電話を使わせていただけますか?」と質問し、対するリードが「電話は持ってない」と無慈悲に宣告するシーンが確認できる。
ある日、宗教の布教のため森の奥に佇む一軒家に訪れた若いシスター2名は、インテリ風ながらも気さくな男リードに「パイは好き?妻が焼いてるんだ」とふたりを家の中に招き入れ、速攻で気絶させる。
目が覚めた二人を待っていたのは、「さあ、実験を始めよう」と語り、不気味な笑顔を見せる中年男性のリードであった。リードはブルーベリーパイの香りがするアロマキャンドルを室内に設置した理由を、「信じろと⾔われただけで信じてしまうことを、考えさせるためだ」と語る。
シスター2名が閉じ込められたのは、ほぼ迷宮と化した“異端者の家”。携帯電話も不通で、身の危険を確信したシスターたちは仲間たちに居場所を伝えるために「電話を使わせていただけますか?」と懇願。冒頭でも説明したように、リードは「電話は持っていない」と勝ち誇ったかのように答える。凍り付く室内の空気。
シスターは震える声で「それでは裏口から出ていきます」と答える。リードは「もちろん」と笑顔で回答。しかし、裏口は“2つ”並んでおり、違和感しかない。精神的に追い詰められたシスターが扉を開けたその先に見たものとは……。続きは、ぜひ本編を見て確かめてほしい。
なお、本作の主演であるリード役を演じるのは、数々の映画やドラマなどに出演したベテラン俳優であるヒュー・グラント氏だ。同氏は、映画『パディントン2』や『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』の両作品でも“詐欺師役”として登場している。
ほか、『ラブ・アクチュアリー』、『ノッティングヒルの恋⼈』、『ブリジット・ジョーンズの⽇記』シリーズなど多くの映像作品に出演しているヒュー・グラント氏は、元祖“ロマンティック・コメディの帝王”と称されている人物でもある。
また、本作で閉じ込められるシスターを演じるソフィー・サッチャー氏は、テレビシリーズ『ボバ・フェット』にてギャングの女性ドラッシュ役を演じている。
扉を開いたら、治る。#異端者の家#異端者の歯科 #きぬた歯科
https://t.co/OFGCFECMjc@Heretic_jp
4/25 Fri🫐 pic.twitter.com/PlBUTWzUpO— A24公式 (@A24HPS) April 11, 2025
『異端者の家』は4月25日(金)に全国に向けて上映される予定だ。
A24 ×『クワイエット・プレイス』脚本コンビが仕掛ける“脱出サイコスリラー”「ヒュー・グラントが死ぬほど恐ろしい」―Rolling Stones扉を開いたら、最後。『異端者の家』絶賛コメントも続々到着
ヒュー・グラントが泣き顔のシスターを追い詰める「電話は持っていない」
気前良く客⼈たちを家に迎え⼊れた男の、⾝の⽑のよだつ豹変。そこは⼀度⼊ったら⼆度と出られない、恐怖の“仕掛け”が張り巡らされた家だったー
A24×『クワイエット・プレイス』脚本コンビが⼿掛けるヒュー・グラント主演の映画『異端者の家』(4/25 公開)。この度、ヒュー・グラントが「電話は持っていない」と勝ち誇ったような笑みでシスターを追い詰める様⼦を捉えた本編映像及び、さまざまな著名⼈からの絶賛コメントを解禁致します。
=============https://youtu.be/1xHLsCO-vig=============
『ミッドサマー』や『LAMB/ラム』など規格外の狂気を提⽰し続けてきた A24 が、新たに仕掛けるのは信念を試す、脱出サイコ・スリラー『異端者の家』。『クワイエット・プレイス』の脚本で注⽬を浴びたスコット・ベック&ブライアン・ウッズが監督・脚本を⼿掛け、⼈間に対するプリミティブな恐怖を突きつける。宣教に訪れたシスターを並外れた頭脳で翻弄する謎の男ミスター・リードを演じるのは、『ラブ・アクチュアリー』『ノッティングヒルの恋⼈』『ブリジット・ジョーンズの⽇記』シリーズなど多数のヒット作で世界を虜にしてきた元祖“ロマンティック・コメディの帝王”ことヒュー・グラント。新境地となる猟奇的な演技は「死ぬほど恐ろしい」「キャリア史上、最も印象に残る演技の⼀つになる」と絶賛され、第 82 回ゴールデングローブ賞や第 78 回英国アカデミー賞など名だたる賞にノミネート。2 ⼈のシスター役には、フレッシュな魅⼒を持つソフィー・サッチャーとクロエ・イーストが⼤抜擢。ヒュー演じるミスター・リードが⽀配する、迷宮のような家から脱出を試みる難しい役どころを演じ切った。閉ざされた家で男が迫る究極の選択は、観る者を出⼝の⾒えない迷路へと引き摺り込む。
映像は「アロマキャンドルを置いたのは、信じろと⾔われただけで信じてしまうことを、考えさせるためだ」―<妻>が焼いているはずのブルーパイの⾹りが、アロマキャンドルの⾹りだったことをリードが告⽩するシーンから始まる。⾃⾝の携帯も不通になり、⼀気に⾝の危険を確信したシスターたちは、仲間たちに居場所を伝えるため「あなたの電話を使わせていただけますか︖」と勇気を出して懇願、だがリードから返ってきたのは「電話は持っていない」という返事と、勝ち誇ったような顔だったー。
違和感しかない<2つ並んだ裏⼝>の理由とは︖追い詰められたシスターが扉開けたその先に⾒たものとは︖⽇本伝統の仕掛け“ししおどし“がなぜ室内に︖奇妙なほどの全画⾯アップで映し出された“得意気なヒュー・グラント“の顔⾯も怖すぎる︕本作に隠された、いくつもの不穏な謎と仕掛けに想像が膨らも映像となっております。
様々な著名⼈からコメントも到着︕映画プレゼンターの⾚ペン瀧川は「今後、ヒュー・グラントのラブコメで笑える気がしない」、ライターの ISO は「積み上げた知」を若い⼥性に押し付けたがる中年男性のマンスプ・スリラー」、映画パーソナリティ・映画評論家の伊藤さとりは「これぞサイコロジカルホラーの真髄」、映画ジャーナリストの宇野維正は「ファーストシーンからラストシーンまですべてが斬新︕」、ジャンル映画⼤好きツイッタラーの末廣末蔵は「いつしか⽣存をかけた”地獄の問答”へ…」、アメキャラ系ライターの杉⼭すぴ豊は「ヒュー・グラントの“温かい⽬”に震え上がる」、物書きの SYO は「インテリおじの粘着質な圧迫⾯接スリラー」、ライターの⾠⺒ JUNK は「ラブコメの王ヒュー・グラントが演じるヴィランは「論破王」︕」⼈喰いツイッタラーの⼈間⾷べ⾷べカエルは「あの超⼈的な⾔いくるめ⼒はもはや兵器」、ドイツ公共放送⽇本⽀局プロデューサーのマライ・メントラインは「今までありそうで実はなかった⼼理的ツボを突く⼈怖系」ホラー映画紹介 Vtuber のミミカ・モーフは「気づくと時間を忘れて聞き⼊る 110分︕」映画評論家の森直⼈は「恐怖の頭脳改⾰を仕掛ける博覧強記のヒュー・グラント先⽣がヤバすぎ︕」、前東京国際映画祭ディレクターの⽮⽥部吉彦は「真の勝者は誰なのかを考える愉しみに満ちている」、コラムニストの⼭崎まどかは「新ジャンルが A24 から爆誕してしまった」、タレント/YouTuber の RaMu は「話が進むにつれヒュー・グラントにどんどん飲み込まれていくこの感じ」と、それぞれ絶賛のコメントを寄せている。
===============================未だかつて誰も体感したことのない、”異端な“サイコスリラーである本作、今後の続報もお待ちください。
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コメント全⽂<敬称略/50 ⾳順>⾚ペン瀧川(映画プレゼンター)
怖すぎるわ︕この作品を観るまでは『無⼝な殺⼈⻤』が⼀番怖いと思っていたけど、間違っていた。⼀番怖いのは『お喋りなサイコパス』だ。今後、ヒュー・グラントのラブコメで笑える気がしない。どうしてくれるんだよ…
ISO(ライター)宗教にまつわる明哲な会話が繰り広げられる作品であるが、その実は「積み上げた知」を若い⼥性に押し付けたがる中年男性のマンスプ・スリラー。シスターたちが苦笑いでその場を後にしようとする姿は現実にもよく⾒る光景だ。
だがこの物語では彼⼥たちの逃げ場は断たれ、連帯して知のマッチョ男性に⽴ち向かうことに。そんなの、全⼒で応援するに決まってる。
伊藤さとり(映画パーソナリティ・映画評論家)この嫌な感覚、確かに覚えがある。しかしそれだけでは終わらない薄気味悪さ。
答えのない底なし沼から更に想像を絶する闇へと突き落とされ、狂気的なヒュー・グラントに踊らされるのを楽しんでしまうなんて。これぞサイコロジカルホラーの真髄だ。
宇野維正(映画ジャーナリスト)『クワイエット・プレイス』(脚本)の「⾳を⽴てたら、即死。」から⼀転、
ウッズ&ベックの新作は「喋り続けてないと死ぬの︖」なヒュー・グラントが観客を恐怖に陥れる会話劇ホラー。ファーストシーンからラストシーンまですべてが斬新︕
末廣末蔵(ジャンル映画⼤好きツイッタラー)信仰⼼を揺さぶる”宗教談義”は徐々に、でも確実に狂ったギアを上げてゆき、いつしか⽣存をかけた”地獄の問答”へ…⼈間と宗教とモノポリーとレディオヘッドがドス⿊い⾎の結託を結ぶ”⾃分探しの旅”︕凶悪過ぎる巨⼤な”カオス”の前に、果たして”信じる者は救われる…のか︕︖
杉⼭すぴ豊(アメキャラ系ライター)森の⼀軒家に住む邪悪なる者、そこに囚われし無垢なる2⼈という定番のホラー映画設定でありながら、最後まで先の読めない展開に⾒⼊ってしまいます。ヒュー・グラントの“温かい⽬”に震え上がる。『異端の家』はとても“痛い家”であり絶対“居たくない家”です。
SYO(物書き)インテリおじの粘着質な圧迫⾯接スリラー。罠だらけの魔改造ハウスからの脱出ホラー。⼀作で⼆つの恐怖に攻め⽴てられるお得感︕しかもきっちり伏線回収までやってのける。
上⼿い、怖い、⾯⽩い、そして――新しい。
⾠⺒ JUNK(ライター)ラブコメの王ヒュー・グラントが演じるヴィランは「論破王」︕若者に崇⾼な論議をしかけていく知識⼈ぶりは、魅⼒的ながらも恐ろしい。
SNS で議論が⾶び交う今だからこそ震える、知的なスリラー。
⼈間⾷べ⾷べカエル(⼈喰いツイッタラー)ヒュー・グラント劇場。彼の眼球、表情筋、⼀挙⼿⼀投⾜から狂気が滲み出ている。研ぎ澄まされた緊張と外しの緩急を⽣⾝⼀
つでやってのける。あの超⼈的な⾔いくるめ⼒はもはや兵器。それに対峙する宣教師の⼥性 2 ⼈もまたガッツの塊。あの怒涛の説教、私なら即サレンダーしてました。
マライ・メントライン(ドイツ公共放送⽇本⽀局プロデューサー)「Z世代」と「信仰⼼」を浮き彫りにしながら、今までありそうで実はなかった⼼理的ツボを突く⼈怖系、という実に A24 らしい逸品。しかもJホラー的な湿度の「わかってる」感が素晴らしい︕
ミミカ・モーフ(ホラー映画紹介 Vtuber)信仰か不信仰かちょっとコミカルなヘンテコおじさんが信仰⼼を理詰めと屁理屈で責めてくる最悪の家トリックと議論で突き進む信仰問答頭脳派脱出映画
気づくと時間を忘れて聞き⼊る 110 分︕
森直⼈(映画評論家)恐怖の頭脳改⾰を仕掛ける博覧強記のヒュー・グラント先⽣がヤバすぎ︕
宗教からポップカルチャーまで縦横無尽に横断する⾒事な知的パフォーマンスだ。筆者は彼に“屁理屈バトル”を挑みたい︕
⽮⽥部吉彦(前東京国際映画祭ディレクター)これは、神を信じる者たちと、⾃分を神と信じている者との対決だ。信じる⼒は強く、⼀⽅的に⾒えたパワーバランスの相次ぐ逆転がたまらない。真の勝者は誰なのかを考える愉しみに満ちている。
山崎まどか(コラムニスト)まことしやかな理屈で若い娘の魂を潰そうとする狡猾な男に、シスターたちは対抗できるのか︖宗教論ホラーサスペンスという新ジャンルが A24 から爆誕してしまった。
RaMu(タレント/YouTuber)ヒュー・グラントが怪しく胡散臭いイケおじを熱演︕布教活動の為訪問した家がヤバかった……。じわりじわりと不穏な空気に飲み込まれていき、話が進むにつれヒュー・グラントにどんどん飲み込まれていくこの感じ、新たな快感。
ただ…めちゃ陰湿。笑
<STORY>シスター・パクストンとシスター・バーンズは、布教のため森に囲まれた⼀軒家を訪れる。ドアベルを鳴らすと、出てきたのはリードという気さくな男性。妻が在宅中と聞いて安⼼した 2 ⼈は家の中で話をすることに。早速説明を始めたところ、天才的な頭脳を持つリードは「どの宗教も真実とは思えない」と持論を展開する。不穏な空気を感じた 2 ⼈は密かに帰ろうとするが、⽞関の鍵は閉ざされており、助けを呼ぼうにも携帯の電波は繋がらない。教会から呼び戻されたと嘘をつく 2 ⼈に、帰るには家の奥にある 2 つの扉のどちらかから出るしかないとリードは⾔う。信仰⼼を試す扉の先で、彼⼥たちに待ち受ける悪夢のような「真相」とは̶̶。===============================監督/脚本:スコット・ベック、 ブライアン・ウッズキャスト:ヒュー・グラント、ソフィー・サッチャー、クロエ・イースト原題:Heretic|2024 年|アメリカ・カナダ|字幕翻訳:松浦美奈 上映時間:1 時間 51 分配給:ハピネットファントム・スタジオ
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MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23
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