赤沢再生相「日本は通貨安政策取っていない」、トランプ氏発言に

 3月4日、 赤沢亮正経済再生相(写真)は閣議後会見で、トランプ米大統領が「日本の指導者に電話して、通貨安誘導あるいは切り下げを続けることはできないと伝えてきた」と発言したことについて、日本が通貨安政策取っている事実はないと語った。写真は2024年10月、東京の首相官邸で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

[東京 4日 ロイター] - 赤沢亮正経済再生相は4日午前の閣議後会見で、トランプ米大統領が「日本の指導者に電話して、通貨安誘導あるいは切り下げを続けることはできないと伝えてきた」と発言したことについて、日本が通貨安政策取っている事実はないと語った。

トランプ大統領は米国時間3日の会見で同発言をし、円や人民元の下落が米国に「非常に不公平な不利益をもたらす」と述べた。

赤沢再生相は「報道の詳細を承知していない」と前置きしたうえで、日本はこれまで通過安政策をしておらず、「投機的な動きがあったときだけ財務省が(為替介入で)対応している」と説明。今後の為替政策についても「日米財務相で協議することになっている」と話した。

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