驚異の粘り見せた高知中央、後半ATの2発で選手権王者・前橋育英に劇的逆転勝利!! 3回戦で大津と対戦へ

決勝点を奪った高知中央高FW井上哲太(2年=24番)を中心に歓喜の輪が広がる

[7.26 総体2回戦 高知中央高 2-1 前橋育英高 JヴィレッジP2]

 令和7年度全国高校総体(インターハイ)の男子サッカー競技(福島)2回戦が各地で開催され、JヴィレッジP2では前橋育英高(群馬)と対戦した高知中央高(高知)が2-1の逆転勝利を収めた。29日の3回戦で大津高(熊本)と対戦する。

 昨年度選手権王者の前橋育英は2大会ぶり20回目の出場。初戦で高川学園高(山口)から3-2の逆転勝利を収め、2回戦に駒を進めてきた。一方、4大会ぶり4回目の出場となった高知中央はシードされたため、この日が初戦となった。

 スコアレスで試合が進む中、34分に前橋育英がセットプレーから均衡を破る。MF柴野快仁(3年=ウイングスサッカークラブ)が蹴り出したCKをDF市川劉星(3年=FCマレッサ)がヘディングで叩き込み、スコアを1-0とした。

 1-0のまま迎えた後半も積極的な姿勢を示す前橋育英は、最終的に後半だけで10本のシュートを記録。しかし、2点目が生まれずにアディショナルタイムを迎えると、ドラマが待っていた。

 まずは35+1分、高知中央がPKを得ると、FW三井虎翔(3年=高石中央FC)がきっちりとネットを揺らして土壇場で試合を振り出しに戻す。このままPK戦に突入かと思われたが、35+4分にDF加茂翔大(3年=岡山セゾンフットボールクラブ)のパスからFW井上哲太(2年=ASGジュニオール)が右足のシュートでネットを揺らし、高知中央が逆転に成功した。

 後半ATの2発で試合をひっくり返した高知中央が、そのまま逃げ切って2-1の劇的な逆転勝利。選手権王者から金星を挙げることとなった。
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