ラスベガスでのテスラ車爆発、容疑者はPTSD-テロでないとFBI
John Gittelsohn
米ラスベガスのトランプ・インターナショナル・ホテルの外で1日に発生した自動車爆発事件で、捜査当局は死亡した米陸軍特殊部隊グリーンベレー所属の軍人が心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患っていたと明らかにした。テロとの明らかな関連はなかったという。
当局の発表によると、マシュー・リベルスバーガー容疑者(37)は、レンタルしたテスラのピックアップトラック「サイバートラック」の中で自分を撃ち、車両を爆発させたて自殺した。この爆発で7人が負傷した。
爆発は米ルイジアナ州ニューオーリンズでトラックが群衆に突っ込み14人が死亡した事件の数時間後に発生した。当初は、テロリストによる組織的なテロの可能性が懸念されたが、連邦捜査局(FBI)と地元警察の捜査により、二つの事件に関連性はないことが確認されている。
FBIのスペンサー・エバンス特別捜査官は記者会見で、ラスベガスの事件について、「通常よりもセンセーショナルに報道されているが、結局のところ、PTSDやその他の問題に苦しむ、多くの勲章を授与された軍人の悲劇的な自殺であるようだ」と述べた。
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