50歳男性が自力でメイクをするようになって1年経ったらこうなった! / 顔の印象は〇〇で決まると痛感した
あれはたしか、1年前のお盆のことじゃった~……。私(佐藤)はヒマを持て余して、4日間連続でメイク練習に挑んだのである。ポールダンスでステージに立つこともあるがゆえに、自前でメイクをできるようになりたい。そんな風にかなり軽い気持ちで始めたのだが、知識ゼロでは形になるはずもなかった。
それから30日間のメイク練習に挑んだのである。
読者の皆さんに丁寧なアドバイスを頂きつつ、専門家やポール仲間の指導を受けながら気が付けば1年が経った。現在の腕前と、上達のきっかけを得たヒントについてお伝えしたい。現在のメイクを見て、顔の印象はアレで決まることを痛感している。
・何もわからなかった初期
ポールダンスでイベント等に出演する以上、メイクは避けられない。メイクなしでステージに立ってもいいけど、どうしても見映えしないので、ないよりあった方が断然良いのである。以前はメイクを手伝ってもらっていたのだが、毎回毎回そういうわけにもいかないし、いずれは自分でできるようになりたいと思っていた。
練習を始めた当初の昨年8月は、本当にひどい有様。自分では大真面目にやってるつもりなのに、どう見てもふざけているようにしか見えなかった。繰り返す、ふざけてない。でも、面白いのはなんでだ!?
この時、多少なりともメイク道具を持ってはいたのだが、管理がずさんで、練習10日目に指導してくれたプロのキシコ先生をあきれさせてしまった。今ではわかる、これじゃ上手くならんよ……。
現在は自分で買いそろえたものや読者の皆さんのおすすめ商品、それからプレゼントで頂いたもの。ここにはないが妻と共用で使っているものなどあり、用途に合わせて使い分けたりしている。いろいろ買いすぎて、画像に写っていないものもある。
そしてもちろん使用後のブラシ類は、毎回洗浄して保管するように努めている。汚い道具ではキレイになれないと学んだから。
・30日で前進
さて、今一度昨年のメイクを振り返ってみよう。何をどうすべきか何もわかっていないので、我ながら「福笑い」のような顔立ちをしている。真剣にやってはいるが、笑わせに行こうとしているようにしか見えないな……。
以後30日間、試行錯誤を繰り返して、少しずつではあるけど前進していった……。と、自分では思っている。
少なくとも練習28日目に、カメラマンの立花奈央子さんに撮影して頂いた写真では、その成果を感じ取ることができた。
・顔の印象を決めるもの
それで現在はどうなっているかというと、以前よりもイベント等に出演する機会が増えた関係で、スキンケアは割と真面目にやっている。そして出演の兼ね合いで半分定期的にメイクをやっているような状況だ。したがって、今回も「久しぶりにメイクする」というほど、ブランクは空いていない。
そんなわけで、最近のメイクはこんな感じになってます。
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おわかり頂けるだろうか? 過去の30日と決定的に違うところがある。それは眉毛だ。今までは自眉をペンで書き足していたのだが、最近は一旦眉を隠して、その上から書き足している。
眉消しが甘いのは、やるようになってから日が浅いからだ。これもいずれはもう少しキレイに消えるように研究を重ねる所存である。
眉毛の描き方で顔の印象がガラリと変わっている。今までまったく意識していなかった眉毛の描き方を意識するようになったのには理由がある。
実はコスプレをやるようになったのだ。それまでの私は、「こういう風な顔になりたい」という理想がぼんやりとしていた。始めた当初は、『マネスキン』というバンドのボーカリスト、ダミアーノさんみたいになりたいとは考えていたが、骨格が違いすぎてああはなれないと、早々と断念していた。顔の彫りの深さが違う……。
コスプレの場合は、工夫次第で近づくことができるとわかったのだ。有難いことにYouTubeなどには参考になる映像が山ほどある。それらを見漁って眉毛の描き方を覚えた。
ついでにシェイドやハイライトのつけ方も参考にして、以前よりも立体的な顔立ちになった。前よりも顔立ちがハッキリしているのは、これらのおかげ。私自身、上達したと自負しているが、どうでしょうか?
ただひとつ忘れていたことがあって、久しぶりにまぶたに青のシャドウを入れてみたら、奥二重で全部隠れてしまった。そういえば、去年はこれで苦戦してカットクリ―スに挑むようになったんだよなあ。隠れるのは宿命だから、この際、まぶたに色を入れるのは諦めた方がいいのかも……。
とにかく、何事も続けなければ上達することもない。1年を振り返って、そのことを改めて感じた次第だ。これからもコツコツ続けて、ステージ映えする顔を目指して行きたいと思う。
執筆:佐藤英典 Photo:Rocketnews24