【全国初出店】トライアルのアパレルブランド「リアルト」が三軒茶屋にオープン! 商品を購入したらアノ頃の「ユニクロ」を思い出した

福岡発祥のディスカウントストア「トライアル」は2025年11月7日、東京・西荻窪に都内初の小型店舗「トライアルGO」をオープンした。コンビニサイズなのに品揃えはスーパーに匹敵する充実っぷり。店舗が増えたらいずれ、従来のコンビニを脅かす存在になるのではないかと私(佐藤)は睨んでいる。

そんなトライアルはこのお店がオープンした1週間後の11月14日に別のお店を都内でオープンしていた。同社のアパレルブランド「リアルト」が、東京・三軒茶屋の西友店内に全国初出店していたのだ。

実際にお店に行き、商品を購入してみたところ、私は古き良きユニクロを思い出したのだった。これもいずれは従来のファストファッションブランドを脅かすのでは……。

・トライアルのアパレル「リアルト」

トライアルはこれまで「Room & Out」という名前のアパレルブランドを展開していた。公式サイトによると、「部屋着のラクさ」と「外出着のデザイン性」を両立したブランドとして「リアルト」を立ち上げ、西友三軒茶屋店に専門店をオープンしたのである。

ちなみにリアルト(RIALT)とはトライアル(TRIAL)のアナグラムである。

売り場のある4階に上がってみると、初めて見るブランドのお店なのに、どこかで見たことあるような雰囲気。まだ取り扱う品数が少ない上に、季節商品を陳列しているせいかも……。

店頭にはリアルトの冬の定番の「シルキーフリースジャケット」がズラリと並んでいる。販売価格は税込1097円で、2022年7月から2025年2月までの販売枚数が150万枚にも達しているという。

1着1000円は安いんじゃないの? フリースといえば、ユニクロのヒット商品のひとつで、それこそ冬の定番だ。そのユニクロは同種の商品が税込2990円。つまりリアルトの商品は3分の1の価格ということになる。やっぱり安いな。なお、取り扱うサイズはSから4Lまである。

ユニクロのヒートテックに相当するのが、吸湿・発熱インナーの「ONFEEL」だ。厚手のものは税込989円。薄手のものは税込699円だ。そのほかにもいくつかラインが用意されている。

シェルパーカーは税込2990円

中綿入りのジャケットは税込3990円である。

そして裏ボアのパーカーは税込1990円。全般的に商品はかなり安いんじゃないかなあ。デザインはいまいちパッとしないけど、生活圏内で使う分にはちょうど良いかも。近所に買い物に行く程度ならこのくらいでいい。

・とにかく安い

さて、いろいろ品定めをして5品購入しました。

これら5点の購入金額は5264円である。昔はユニクロでもこのくらい買えてた気がするんだけど、最近は以前に比べて高い商品が増えて、5000円で2着買えるかどうか。1着5000円とか普通にあるものなあ~

まず1点目が先ほど紹介した「ONFEELの薄手インナー」、税込699円。

続いて、やや厚手の「裏ボアインナー」、税込878円。

内側にボア生地を採用することで保温姓を高めている。

これら2着については、あったかインナーに詳しい原田たかしが記事を執筆することになっているので、しばしお待ちを。他社製品との比較をしてくれるはずである。

続いて、「ライトパフスタンドベスト」が税込1490円。中の素材はダウン(羽毛)ではなく綿(わた)だが、ユニクロのウルトラライトダウンベストに相当するものと考えて良いだろう。

デザインは少々野暮ったいが、軽量・撥水・吸湿発熱を備えており丸洗いもできる。ユニクロの代替品としては十分な気がする。

そして、「シルキーフリースパンツ」が税込1097円。

「シルキーフリースジャケット」(税込1097円)は同じ色のものを選び、セットアップにした。

着用してみると、シルキーフリースあったけえ~! 久々にフリース素材のものに袖を通したけど、今冬はこれで十分間に合いそう。昔はよく着てたんだよなあ、フリース。この値段なら今後部屋着として着てもいい。

ライトパフのベストと合わせれば、コンビニに行くのにちょうど良いスタイル。散歩程度ならこれでいいしょ。軽くて温かいから、多少の冷え込みでも耐えられそうだ。

そんなわけでリアルトは、安いなりに使える品揃えであることがわかった。昔のユニクロもこんな感じだったはずなんだけどなあ。上から下まで揃えても、それほど高くなかったし、今ほどスタイリッシュじゃなかったものなあ。

ちょうど10年前の12月25日、私は全身ユニクロを来てて、Yoshioにえらくバカにされたんですよ。あれは忘れない、絶対に忘れない!

今思えば、ユニクロはあれでよかったのに、気づけば気軽に利用できないブランドになってしまって。もう「ユニクロでいいや」とは言い難い。

リアルトは、そんな古き良きユニクロを思い出させてくれる、ちょうど良いアパレルな気がする。この先、店舗数が増えれば、ユニクロをはじめとするお手軽ファストファッションに取って変わる可能性も否めない。一時、急激に躍進したワークマンも、リアルトの猛追を受けるのかも……。

とにかく2026年はトライアル旋風が巻き起こるのでは!?

・今回訪問した店舗の情報

店名 リアルト 西友三軒茶屋店 住所 東京都世田谷区太子堂4-24-8 西友三軒茶屋店 4F 時間 10:00~23:00

参考リンク:Room & Outユニクロ 執筆:佐藤英典 Photo:Rocketnews24

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