まだまだ現役!! iPhone 8やX向けのセキュリティアップデート「iOS 16.7.11」が公開!
2025年3月31日、AppleはiPhone 8やXといった古いiPhone向けのセキュリティアップデート「iOS 16.7.11」をリリースしました。 このiOS 16.7.11には新機能の追加などはなく、セキュリティ上のバグ修正のみになります。 対象機種は2017年9月発売のiPhone 8/8 Plusと、2017年11月発売のiPhone Xですが、いずれも7年以上経過した古いモデル。 iPhone 8/8 PlusやXはiOS 16までですでにサポートが終了しており、i0S 17には非対応となりました。今後、新機能などが追加されることはありません。 それでも、まだ現役ユーザーが多い機種なので、Appleではしっかりとセキュリティのサポートだけはしてくれるんですね。なかなか良心的です。 なお、今回のiOS 16.7.11のバグ修正内容は以下のとおり。 ●Accessibility 【影響】物理的な攻撃により、ロックされたデバイスのUSB制限モードが無効になる可能性があります。Appleは、この問題が特定の個人を標的とした非常に高度な攻撃に悪用された可能性があるという報告を認識しています。 【対処】状態管理を改善することで承認の問題が解決されました。 ●WebKit 【影響】悪意を持って作成されたWebコンテンツがWebコンテンツサンドボックスを突破できる可能性があります。これは、iOS 17.2 でブロックされた攻撃に対する追加の修正です。(Appleは、この問題がiOS 17.2より前のバージョンのiOSで特定の標的の個人に対する非常に高度な攻撃に悪用された可能性があるという報告を認識しています。) 【対処】不正なアクションを防止するためのチェックを強化することで、範囲外の書き込みの問題が解決されました。 いかがでしょうか? 今回はiPhone 8やXが対象のセキュリティアップデート「iOS 16.7.11」について解説しました。 すでに7年以上が経過している古い機種ですが、Appleではしっかりとセキュリティサポートが行われていますので、早めにアップデートしておきましょう。 このアップデートを実行しておけば、もう少しだけiPhoneを安全に現役で使うことができますね。
すずきあきら