京都に3発屈した最下位・横浜FM、クラブワーストタイのリーグ戦6連敗…DF諏訪間が負傷交代のアクシデントも
J1リーグは17日、各地で第17節を開催した。最下位の横浜F・マリノスは京都サンガF.C.に0-3で敗れ、2008年のクラブワースト記録に並ぶ6連敗となった。また、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)を含めると公式戦7連敗になった。
京都は前半4分、FKの流れからMF川崎颯太がペナルティエリア内左でボールを受けてシュートを放ったが、DF諏訪間幸成のシュートブロックに阻まれた。諏訪間はこのプレーで右脚を痛めてしまい、一時はプレーを続けたものの同10分に担架に乗って交代。筑波大4年生でのプロ入りを決断したルーキーにアクシデントが発生し、DFトーマス・デンが緊急出場した。
そうした中で横浜FMは前半11分、DF加藤蓮が自陣で相手に競り勝ってカウンターを発動。右サイドを抜けたMFヤン・マテウスのクロスをMF遠野大弥が頭で合わせたが、わずかに枠の上に外れた。同19分にはFWアンデルソン・ロペスが左サイドからの折り返しをヒールキックでゴールに流し込むも、オフサイドで認められなかった。
スコアレスのまま時間が経過していったが、前半31分に京都が先制した。DF佐藤響の縦パスをMF松田天馬が相手を背負ってスルーすると、抜け出したFW長沢駿のリターンが松田に繋がる。松田はそのままペナルティエリア手前から右足を振り抜き、ゴール右に鮮やかなミドルシュートを決めた。
追いかける横浜FMは後半20分、A・ロペスがペナルティエリア内でボールを収めて左足でシュート。相手に防がれてこぼれたボールを拾って遠野を経由し、最後はヤン・マテウスがシュートを放ったがこれも相手のブロックに遭った。すると京都は後半22分、中盤でMFジョアン・ペドロが相手のクリアボールを拾ってミドルシュートを放つと、DFサンディ・ウォルシュに当たったボールは大きく跳ね上がってゴールに向かう。GK飯倉大樹がジャンプしてセーブしたものの、こぼれ球にMF奥川雅也が反応。冷静に押し込んで2点差とした。
なおも京都は後半35分、松田とのワンツーで左サイドを突破したJ・ペドロがクロスを送ると、ゴール前でDF福田心之助とMFエウベルが競り合ったボールはゴールイン。エウベルに対する福田のファウルの可能性でVARチェックが行われたものの、オンフィールド・レビューには移らずゴールが確定した。
横浜FMは意地を見せるべくMF山根陸やMF宮市亮がゴールに迫ったものの、ホームで完封負け。苦しい状況が続いている。
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