ウクライナ元国会議長殺害、ロシアが関与と警察長官 容疑者拘束
ウクライナ国家警察のビヒウスキー長官は1日、最高会議(国会)の元議長アンドリー・パルビー氏の殺害にロシアが関与しているとの見解を明らかにした。事件現場で30日撮影(2025年 ロイター/Roman Baluk)
[キエフ 1日 ロイター] - ウクライナ国家警察のビヒウスキー長官は1日、最高会議(国会)の元議長アンドリー・パルビー氏の殺害にロシアが関与しているとの見解を明らかにした。
パルビー氏は8月30日、西部リビウで銃撃され死亡した。ビヒウスキー氏はフェイスブックに「われわれはこの犯罪が偶発的なものではないと知っている。ロシアの関与がある。全員が法の下で裁かれることになるだろう」と記した。
ロシアは今回の事件への関与についてコメントしていない。
クリメンコ内相はで、銃撃の容疑者がウクライナ西部フメリニツキー州で拘束されたと明らかにした。「現時点では多くの詳細を明かすことはできない」とした上で「ただ言えるのは、犯行は周到に計画されていたということだ。被害者の動きは調べられ、経路が検討され、逃走計画も練られていた」と述べた。
ビヒウスキー氏によると、容疑者は52歳でリビウ在住。配達員に変装してパルビー氏に近づき8回発砲したという。ウクライナ警察は36時間以内に容疑者を拘束した。
パルビー氏は2016年4月から19年8月まで最高会議議長を務めた。14年の親ロシア派ヤヌコビッチ政権崩壊につながった抗議デモのリーダーの一人だった。
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