ロシアの攻撃で少なくとも21人死亡、迎撃ミサイルあれば「救えたはず」とゼレンスキー氏

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画像説明, ロシアの弾道ミサイル攻撃により、ウクライナの首都キーウで大きな火の手と黒煙が上がった(5日)
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トビー・マン記者、ジョー・コフラン記者、ダン・ジョンソン記者(キーウ)

ウクライナ各地で5日未明、ロシアの弾道ミサイルとドローンによる攻撃があり、少なくとも21人が殺害された。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、迎撃ミサイルがあれば「人命を救えたはずだ」と述べた。

首都キーウとその周辺で17人が殺され、この地域における今年最も死者数の多い攻撃となった。このほか、ハルキウ州で1人、ドネツク州で3人が殺害された。

ウクライナは、ロシアの弾道ミサイル攻撃への対策として、同盟国に対して絶えず、アメリカ製のミサイル迎撃システム「パトリオット」の追加供与を求めてきた。今回の空爆でウクライナは、ミサイルを迎撃したとの報告をまったくしていない。

ゼレンスキー氏は、パートナー国からの弾道ミサイル迎撃システムの受領の遅れが「恐ろしい犠牲と破壊」につながっていると述べた。その後、同盟国からの迎撃システムの供給が今年は「大幅に減った」とも語った。

ミサイル迎撃率が大幅に低下

ロシア国防省は、キーウとその周辺地域の物流拠点と補給センターを攻撃したと発表。「これらの施設は、さまざまな武器や軍事物資の保管・配送、そして無人航空機の製造・流通に関与していた」と述べた。

また、黒海沿岸のオデーサ港付近で、「武器や軍事装備を輸送していた」貨物船3隻を攻撃したとも発表した。

キーウのヴィタリー・クリチコ市長は、人々ががれきの下に閉じ込められている恐れがあると語った。

ウクライナ空軍はメッセージアプリ「テレグラム」への投稿で、ロシアがキーウへの攻撃で、弾道ミサイル24発と対艦ミサイル4発を発射したとした。

また、ロシアは115機のドローンを発射したが、そのうち98機を防空システムが迎撃したと付け加えた。

BBCヴェリファイ(検証チーム)が分析したウクライナ空軍のデータによると、同軍の過去1カ月間のミサイル迎撃率は44.4%と、2025年の同じ期間の66.7%から下がっている。

7月6日から8月5日にかけて発射されたロシアのミサイル351発のうち156発を迎撃したが、昨年の同期間では192発中128発を迎撃していた。

このデータによると、今月のロシアによるミサイル発射数は前年比で83%増加している。

一方、同期間のウクライナ空軍のドローン迎撃率は85.8%と、前年の88.4%から下がってはいるものの、その幅ははるかに小さい。

ロシアはここ数週間、キーウへの攻撃を激化させている。ウクライナも、電力施設を含むロシアの民間インフラへの攻撃を強化している。

モスクワの南側に位置するトゥーラ州のドミトリー・ミリャエフ知事は5日、同州にあるオンライン・マーケットプレイス(市場)最大手ワイルドベリーズの倉庫に夜間、ドローンが墜落し、火災が発生したと発表した。

ミリャエフ氏はテレグラムで、1人が負傷したが死者は報告されていないと説明した。ワイルドベリーズは、消防隊が現場で活動しており、倉庫では事前に避難措置が取られていたと発表した。

民間人を意図的に標的とすることについては、双方とも否定している。

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