米、ウクライナ巡り安保理決議案に修正なら拒否権行使=国務省当局者

米国務省当局者は24日、ロシアによるウクライナ全面侵攻開始から3年を迎えるに当たり国連安全保障理事会が採択を計画している決議案について、米国が提出した決議案に対するいかなる修正案も拒否権を行使して否決する方針を明らかにした。2024年9月撮影(2025年 ロイター/Shannon Stapleton)

[ワシントン 24日 ロイター] - 米国務省当局者は24日、ロシアによるウクライナ全面侵攻開始から3年を迎えるに当たり国連安全保障理事会が採択を計画している決議案について、米国が提出した決議案に対するいかなる修正案も拒否権を行使して否決する方針を明らかにした。

米国が提出した決議案に対しては、ウクライナの主権と領土保全などが言及されていないとの批判が出ている。

国務省当局者は記者団に対し、トランプ政権はウクライナ紛争の当事者を交渉の場につかせることに重点を置いているとし、「安保理でロシアが修正案を提出した場合、米国は拒否権を行使する。欧州諸国が修正案を提出した場合も、同様に拒否権を行使する」と述べた。

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