感動の最終回が「大絶賛」された夏アニメ3選 「第1話と対に…」「枯れるほど泣いた」
2025年秋アニメの放送が始まった一方、多くの夏アニメが放送を終えました。続編の匂わせや衝撃のオチなど、さまざまな幕引きでラストを迎えたなか、思わず涙腺が緩んでしまうような終わり方をした作品もあります。
2025年10月に入り、ほとんどの夏アニメが最終回を迎えました。今季は豊作といわれ多くの作品のラストに注目が集まったなか、感動的な結末を迎え、視聴者の涙を誘った作品があります。
※本記事は、『薫る花は凛と咲く』『うたごえはミルフィーユ』『Summer Pockets』の最終回のネタバレを含みます。
●『薫る花は凛と咲く』
アニメ『薫る花は凛と咲く』(原作:三香見サカ)は、底辺男子校「千鳥高校」に通う「紬凛太郎(CV:中山祥徳)」と、千鳥を嫌うお嬢様校「桔梗女子」に通う「和栗薫子(CV:井上ほの花)」の恋愛を軸に、学生たちの青春模様が描かれました。
終盤では、ふたりの恋が大きく動きます。凛太郎は薫子たちと海に出かけた際、思わず薫子へ「好きです」と告白してしまうのです。凛太郎が最終回で改めて薫子へ告白すると、薫子は初めて凛太郎と出会った日のことを話し始めます。凛太郎に救われたこと、そして学校を気にする凛太郎に学校は関係ないと伝え、薫子も「大好きです」と言い、ふたりは結ばれました。
視聴者からは「最終回泣いた。薫子ちゃん天パだと思ってたけど、好きな人に会いに行くためにおしゃれしてたのね」「第1話と対になっているタイトル通り、薫子視点の描写が多く、薫子の凛太郎に対する想いがよく伝わった」と感動や絶賛の声が相次いでいます。
●『うたごえはミルフィーユ』
同題の音楽プロジェクトがアニメ化した『うたごえはミルフィーユ』は、歌うのが好きだけど人見知りな「小牧嬉歌(CV:綾瀬未来)」がアカペラ部に入り、コンプレックスを抱えた部員たちが部活動を通して成長していく物語です。
物語終盤では、副部長の「近衛玲音(CV:松岡美里)」が、プロを目指すアカペラバンド「Parabola」への加入を決意し、集中するために部活を続けるかどうか葛藤します。変わることを恐れ「このままでいたい」と望む「古城愛莉(CV:須藤叶希)」とぶつかりますが、玲音は愛莉に頑張っている姿を見せるから進むことを恐れないでほしいと伝えます。最終的には「Parabola」のリーダーから玲音ならバンドと部活を両立できると押され、部活継続を選びます。
視聴者からは、「こんなに心揺さぶられる作品そうはない。キャラクターが皆『身の丈』で自分たちなりに一生懸命生きているのが良い」「歌がテーマなのに、問題を解決する方法は対話と言葉の積み重ねだけ。最後までそのスタンスを崩さなかったことが素晴らしい」と高く評価する声が絶えません。
●『Summer Pockets』
春から連続2クールで放送された『Summer Pockets』は、祖母の遺品整理のために島を訪れた「鷹原羽依里(CV:千葉翔也)」が、出会った少女たちとともに、かけがえのない夏を過ごす物語です。
後半では、未来からきた羽依里とヒロイン「鳴瀬しろは(CV:小原好美)」の娘「加藤うみ(CV:田中あいみ)」が、出産時にしろはが死亡する運命を変えるため奮闘します。うみは過去に飛び、しろはの特殊能力(過去にすがったとき心だけ過去に戻せる力)を目覚めさせないようにしますが、その影響で未来も変わり、「しろはの運命を変えたうみ」の存在は消えてしまうのです。ラストでは、特殊能力を持たないしろはと羽依里が出会い、結ばれるような予感を残して幕を閉じました。
うみの献身的な姿は多くの視聴者の胸を打ち「感動のクライマックスと言えるPocketルートを丁寧に作り上げられていて本当に良かった」「夏の終わりを実感させるようなもの寂しさを残しながらも、ふたりの繋がりが新しく生まれた『チャーハン』に泣いた」といった声があがっています。
(LUIS FIELD)
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