畑岡奈紗は4打差3位でシーズン最終戦の週末へ ティティクルが単独首位に浮上
◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 2日目(21日)◇ティブロンGC ゴールドコース(フロリダ州)◇6590yd(パー72)
世界ランキング1位で前年覇者のジーノ・ティティクル(タイ)が2位スタートから「63」をマークし、通算14アンダーの単独首位に浮上した。後続に3打差をつけ、大会連覇、そしてランクトップにつける初のプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)に前進して週末に向かう。
3打差3位から出た畑岡奈紗は7バーディ、2ボギーで連日の「67」と伸ばし、10アンダー3位の好位置でシーズン最終戦を折り返した。前回出場の2週前「TOTOジャパンクラシック」に続く連勝、そして8年連続8回目での大会初タイトルに向けて残り36ホールに臨む。
畑岡は「前半から伸ばすことができて良かった」と初日のバックナインでつかんだ手応えを継続し、前半アウトに5バーディを集中。最初のボギーを喫した後の11番ではバウンスバックに成功し、「ボギーは攻めた結果。うまく切り替えられたと思うし、すぐに取り返せたのは良かった」と傾きかけた流れを即座に断ち切る。「今やりたいスイングができている。いい位置で週末を迎えられるので、あす以降もしっかり伸ばしていけるように頑張りたい」と充実ぶりをにじませた。
8人が出場する日本勢は畑岡以下ルーキーが続き、7アンダー13位に「68」で回った竹田麗央。7アンダー18位に1イーグル5バーディ、1ボギーの「66」で44位からジャンプアップした岩井明愛。5アンダー21位に岩井千怜、優勝でプレーヤー・オブ・ザ・イヤー獲得が決まる山下美夢有がつけた。
11アンダー2位にキム・セヨン(韓国)、畑岡と同じ3位にイ・ソミ(韓国)。9アンダー4位に世界ランク2位のネリー・コルダ、同4位のミンジー・リー(オーストラリア)、ブルック・ヘンダーソン(カナダ)、パジャレー・アナナルカルン(タイ)の4人が並んだ。
<日本勢の成績> 3T/-10/畑岡奈紗 13T/-7/竹田麗央 18T/-6/岩井明愛 21T/-5/山下美夢有、岩井千怜 27T/-4/勝みなみ 37T/-2/西郷真央、古江彩佳