「マスク氏は民主主義にとって脅威」、仏首相が危機感

 1月27日、フランスのバイル首相(写真)は、交流サイト(SNS)Xを所有し、トランプ米新政権で外部顧問を務める実業家イーロン・マスク氏について、民主主義にとって脅威との見解を示した。1月22日、パリで撮影(2025年 ロイター/Benoit Tessier)

[パリ 27日 ロイター] - フランスのバイル首相は27日、交流サイト(SNS)Xを所有し、トランプ米新政権で外部顧問を務める実業家イーロン・マスク氏について、民主主義にとって脅威との見解を示した。

国内テレビとのインタビューで「マスク氏は民主主義に脅威をもたらしている。金銭が良心を支配する権利を与えるべきではない」と述べた。

同氏は先週、フランスと欧州全体がトランプ氏とその政策に立ち向かわなければ「支配され、押しつぶされ、置き去りにされる」危険があると警告している。

マスク氏は他国の政治問題に介入する意欲を示しており、2月のドイツ連邦議会選挙を前に同国の反移民政党への支持を表明したほか、スターマー英首相の辞任を要求するなど英政治についても発言を繰り返している。

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