ロシア前国防相、西側侵略なら核使用の権利留保と表明=タス通信

4月24日、 ロシアのショイグ安全保障会議書記(写真)は国営タス通信のインタビューで、ロシアは西側諸国からの侵略に直面した場合、核兵器を使用する権利を留保するとの見解を示した。モスクワで2024年8月撮影。クレムリン提供(2025年 ロイター)

[モスクワ 24日 ロイター] - ロシアのショイグ安全保障会議書記(前国防相)は24日、国営タス通信のインタビューで、ロシアは西側諸国からの侵略に直面した場合、核兵器を使用する権利を留保するとの見解を示した。

ショイグ氏はプーチン大統領が昨年11月に承認した核兵器使用に関するドクトリン(基本原則)の改定について言及した。

新たなドクトリンでは、ロシアは自国または同盟国ベラルーシに対する通常攻撃が「両国の主権や領土保全に重大な脅威をもたらした」場合、核兵器による攻撃を検討する可能性がある。

ショイグ氏は「外国がロシアの主権と領土保全に脅威を与える非友好的な行動を取った場合、わが国はそうした行動を抑制し再発を防止するために必要な対称的および非対称的な措置を講じることが正当であると考える」と述べた。

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