【MotoGP】アレックス・マルケス、6連続2位でランキング首位に浮上! 「僕はミスター2位。この瞬間を楽しまなくちゃ」

motorsport.com 日本版3/31(月)19:10

【MotoGP】アレックス・マルケス、6連続2位でランキング首位に浮上! 「僕はミスター2位。この瞬間を楽しまなくちゃ」

 MotoGP第3戦アメリカズGPで2位となったアレックス・マルケス(グレシーニ)は、ランキング首位に浮上したことについて「この瞬間を楽しまないと」と語った。  予選3番手から決勝レースに臨んだアレックス・マルケスは、スタートから序盤はフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)と2番手を争ったが、バニャイヤを抑えきれずに3番手へと後退した。  その後、トップを走っていたマルク・マルケスがレース中盤にクラッシュしたことで、2番手に浮上。バニャイヤを捕まえることはできなかったものの、スプリントレースを含む6レース連続の2位を獲得した。  そしてランキングでは首位だったマルク・マルケスが転倒ノーポイントに終わったことで、アメリカズGP終了時点のポイントランキングで、アレックス・マルケスがわずか1ポイント差ではあるものの、兄を越えて首位となった。 「ここでのレースは今季最悪で、かなり苦しんだ。マルクやペッコ(バニャイヤ)よりも苦しむだろうというのは分かっていたけどね。彼らはここで、僕が少し苦戦しているブレーキングで強いんだ」  アレックス・マルケスはDAZNにそう語った。 「それでも、2位フィニッシュだ。マルクがいても表彰台には上がれただろう。今年を通じて、この一貫性こそが維持していく必要のあるものなんだ。あるいは、維持しようと努力しないといけないことかな」 「もちろん、ディッジャ(ファビオ・ディ・ジャンアントニオ/VR46)のようにファクトリーマシンに乗って、どんどん接近してくるライダーもいるだろうし、他のライダーだって放ってはおかないはずだ。僕達は、今あるバイクで素晴らしい仕事をしていると思う」  そしてランキング首位に立っていることについては、この瞬間を楽しむ必要があると語った。 「開幕前に『キミがチャンピオンシップをリードすることになる!』なんて言われていたとしても、『おい大丈夫か?』と答えていただろうね」 「僕は“ミスター2位”だ。でもそのことを嬉しく思ってるよ! ここから最後まで2位でも、何の問題もない」 「この瞬間を楽しむ必要がある。自分たちのことは分かっているし、どのレースであっても今のように臨んで、100%のポテンシャルを発揮していけるように、努力しなくちゃいけない。そんな風にやっていくつもりだ」  アレックス・マルケスは2位になったものの、これまでのタイとアルゼンチンの2戦と比較するとかなり苦しんだと改めて説明した。 「タイやアルゼンチンでのパフォーマンスと比較すると、ここではフィーリングやコーナーのアプローチといった面で最悪だった」 「最初の数周を終えたところで、僕よりもライバルの方が速いと理解できた。ターン10ではフロントが危ない瞬間もあって、『よし、今日は3位にならなくちゃ。本当に落ち着かないと』と思っていた」 「その後マルクがクラッシュしているのを見て、『OK、注意しなきゃ』とも思った」 「全ての物事を管理して、トップ3にコンスタントに入り続けていることに凄く満足している。僕たちは、まさにこれを継続していく必要がある」

「だけどなによりも、この瞬間を楽しまなくちゃ。インディペンデントチームにとって、型落ちのバイクを走らせてチャンピオンシップをリードするなんて、本当に素晴らしいことなんだからね」

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