ロシア、ウクライナ南部ザポロジエを誘導爆弾で攻撃 13人死亡
[ザポロジエ 8日 ロイター] - ウクライナ南東部ザポロジエ市で8日、ロシアの誘導爆弾を使った攻撃があり、少なくとも13人が死亡、63人が負傷した。犠牲者の数はさらに増える可能性があるという。同地域の検察当局が明らかにした。
ウクライナ検察庁は対話アプリ「テレグラム」で、高層マンションや工業施設などのインフラが被害を受けたほか、乗客を乗せた路面電車やバスに破片が落下したと述べた。
ウクライナ南東部ザポロジエ市で8日、ロシアの誘導爆弾を使った攻撃があり、少なくとも13人が死亡、29人が負傷した。同日撮影(2025年 ロイター/Head of Zaporizhzhia Regional Military Administration Ivan Fedorov via Telegram/Handout via REUTERS)
また、ザポロジエ州のフェドロフ知事は記者団に対し、ロシア軍は誘導爆弾2発を使用して住宅地を攻撃したと発表。負傷者のうち少なくとも4人が重体で病院に搬送されたという。
今回の攻撃を受け、ウクライナのゼレンスキー大統領はXへの投稿で、「一般市民が被害を受けると知りながら、空爆をしかけるほど残酷なことはない」と非難。同時に、西側同盟国に対しロシアへの圧力を強めるよう求めた。
ロシア軍が部分的に占領している南部ヘルソン州でも、複数の中心地への攻撃で2人が死亡、10人が負傷したと、公共放送のススピーリネが明らかにした。
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