ドラマ『セラピーゲーム』で夢の初共演!“かわいいと言われたい”MAZZEL・NAOYAと“あえて言わない”龍宮城・冨田侑暉の仲良しインタビュー(1
大人気BL作品が実写化したドラマ『セラピーゲーム』(日本テレビ・毎週水曜よる12時59分〜/FODにて先行独占配信・TVerにて見逃し配信・Huluにて放送終了1週間後から配信)にて、8人組ダンス&ボーカルグループ・MAZZELのNAOYAさんと7人組オルタナティブ歌謡舞踊集団・龍宮城の冨田侑暉さんがW主演を務めている。原作から飛び出てきたようなビジュアルが放送前から話題となったが、2025年10月29日の第1話放送後には舞台化も発表され、ますます期待が高まっている注目作品だ。今回、ウォーカープラスではW主演の二人にインタビュー。デビュー前から切磋琢磨しあってきた仲良しコンビに、本作の魅力や撮影の思い出を語ってもらった。
撮影=細溝大嬉撮影に入る2カ月前くらいから役作りを始めました(NAOYA)
――ドラマ『セラピーゲーム』に出演が決まったときの率直な気持ちからお聞かせください。 【NAOYA】まずは、すごくうれしかったです。でも主演ということを聞いたとき、うれしいと同時に「どうしよう」という気持ちもありました。主演は初めてでしたし、映像の作品自体も今回2作目なので不安っていうのが一番最初の印象でした。【冨田侑暉】自分も、本当にうれしかったのと同時に不安もありました。映像作品は今回で3作目なのですが、3作目で主演をやらせていただくなんて本当に大丈夫かなっていう気持ちが大きかったです。でも相手がNAOYAというのもそのときに聞いたので、NAOYAなら大丈夫かっていう安心もあって(笑)。クランクインするまでは不安も大きかったですけど、徐々に楽しみのほうが大きくなっていきました。
――ドラマに続き、来年の1月には舞台化するとのことですが、それを聞いたときはいかがでしたか?
【NAOYA】「ちょっと待って!」という感じでした(笑)。自分は演技の経験も少なかったですし、それに加えて舞台となると“カット”がないじゃないですか。ミスしてもやり直せない生ものだし、それをみなさんがお金を払って観に来てくださるわけなので、来年の自分頑張れ!って思いました。【冨田】他人事(笑)!僕としても「来たか」っていう気持ちがすごく大きかったです。というのも、前回出させていただいた作品もドラマから舞台化したのですが、そのときに自分の中で「もっとこうしたかったな」っていう悔いや心残りが少しあって。今回の『セラピーゲーム』ではそこをうまく消化もしつつ、よりよいものを届けることができたらなと思っているので、すごく楽しみです。舞台でも続けて静真として生きることができるというのは、とてもうれしいなと思いました。 【写真】インタビューでも絆を見せてくれた二人の仲良しカット 撮影=細溝大嬉――『セラピーゲーム』は原作漫画がある実写化ドラマとなりますが、原作を最初に読んでみた感想はいかがでしたか? 【NAOYA】湊の人間らしさや繊細さ、静真とのキュンキュンな恋愛だけじゃなく家族愛や過去のトラウマ、そして静真と出会って愛で成長していく過程、すべてが人間らしくてリアルで。そういったところが共感もできたし、すごく心に寄り添ってくれるというか、読んでいる自分も救われる作品だったので大好きになりました。【冨田】すごく共感するポイントが多い作品だなと思いました。恋愛をするうえでの駆け引きが大げさでもわざとらしくでもなく、とても繊細に描かれたシーンがたくさんあってスッと内容が入ってくるというか。ただ単純に美しいなって思いましたし、静真が湊と向き合う姿も含めて、キャラクターの性格の素晴らしさを感じられたのもすごくよかったです。
――お二人が原作のファンになったように、原作ファンがたくさんいる人気作品ですよね。実写化ドラマで役を演じるにあたって、何か意識したポイントはありますか?
【NAOYA】まずは見た目から湊に近づきたいなってめちゃくちゃ思ったんです。湊の魅力である線の細さときれいさ、シュッとしているフェイスライン、それでいて筋肉もちゃんとあるところがカッコいいなと思ったので、まずは一旦痩せるところから始めて、それからジムに通って筋トレしたりとか、撮影に入る2カ月前くらいから役作りを始めました。【冨田】静真はとにかく“スパダリ”キャラなので、どうしたらスパダリ感を出せるか研究していました。やっぱり大人の余裕というか気品があって…。正直、冨田侑暉としてはけっこう無邪気なほうなので(笑)。【NAOYA】そうだよね~(笑)。【冨田】そうですよね(笑)?子どもっぽいところがけっこうあって、そこが真逆なので頑張って抑えて…どうやったらスパダリっぽくできるんだろうってとにかく試行錯誤しながらクランクアップまですごく悩んで役作りをしていました。具体的に意識したのは、落ち着いて俯瞰して見ること。小さなことを気にせずに精神面から器が大きくなれるよう、意識しました。【NAOYA】おぉ~。なるほど。【冨田】なんかやりにくいなぁ(笑)。 撮影=細溝大嬉――お二人は以前からお知り合いで、同じ事務所で切磋琢磨していた仲間という関係でもありますよね。ときを経てお互いにデビューし今回初共演となりましたが、いかがでしたか? 【NAOYA】もともと中学生ぐらいのときからお互いに知っていて、5~6年前くらいからずっと一緒に旅行とか行ったりするくらい仲がよかったんです。だからほぼ何でも知ってる親友みたいな関係だったんですけど、昔は大阪で集まってたのが今はお互い東京に上京してきて、お仕事をしてる冨田を見るのは初めてだったので、大人っぽくてカッコいいなって。僕がついていくくらいの関係性になっていたので、成長したなっていう風に思いました。【冨田】自分がこの業界に入ってすぐの先輩がNAOYAだったので、本当に憧れの存在だったんです。(NAOYA:ほんま~?笑)そこからすぐ仲良くしてもらって旅行とか行ってたんですけど、今こうして共演したときに、あの憧れてたNAOYAだって思うところがたくさんありました。【NAOYA】ほんまに~(笑)?1回、友達になったのに(笑)?【冨田】ちょっと、やりにくいから(笑)。【NAOYA】すみません、黙っときます(笑)。【冨田】今もそうですけど、すぐこうやって場を明るくしてくれるのも昔からすごくカッコいいなと思っていたポイントで、そういうところが現場でも出ていたんです。本当に裏表がないというか、いつもこの感じなのでずっと楽しくいられたなって思います。
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特にEラインがすてきなので、NAOYAの横顔を見るのが好きなんです(冨田)
――お二人はちょうど同じぐらいの時期にオーディション番組に出演していたと思いますが、お互いをどういう風に見ていましたか? 【NAOYA】僕はそれこそデビューする前に、MAZZELのメンバーと一緒に冨田のオーディション番組をチェックしていたので、受かったときはほんまにうれしかったです。テレビの前で「これナオの友達!」って言いながら観てましたから。
――冨田さんが合格したときは、連絡されたりしたんですか?
【NAOYA】そう…ですよね?【冨田】来なかった気がする(笑)。【NAOYA】しました!したよ!え、したよね?【冨田】来ました、来ました(笑)!【NAOYA】しました~(笑)!【冨田】「MISSIONx2」(※MAZZEL誕生までに密着したオーディションドキュメンタリー番組)には、大阪にいたときからよくしていただいた別の先輩も出演されていて、二人が出ると聞いてYouTubeでずっと見ていましたし、受かったときも「いつか音楽番組とかで会えたらいいな」「早く一緒に仕事できる日が来ないかな」という思いでいっぱいでした。【NAOYA】今までフェスで1回だけ共演したことはあるんですが、本格的な共演は今回が初めてなので、夢が叶いましたね。 撮影=細溝大嬉――W主演が解禁されたときには、当時を知っているファンのみなさんからも喜びの声がたくさん届いたのではないでしょうか。 【NAOYA】そうですね、本当にめちゃくちゃエモい共演だなって僕たちも思ってて。一緒に夢を追いかけてた僕たちが一度離れてから、またこうして共演することができて、涙なしには見られない…(笑)。【冨田】(笑)。【NAOYA】本当にお互いよかったなって思いますし、親同士もすごく仲がよいので、お母さんたちも本当に大喜びでした。【冨田】僕も素直にすごくうれしかったですし、NAOYAが今言ってくれたように、お互いにパワーアップして戻ってくるっていう、その姿を皆さんにお見せできる環境があることにまずはすごく感謝したいです。それが『セラピーゲーム』というとてもすてきな作品で、すべてのことに感謝の思いでいっぱいです。
――今回の撮影を通して、新たに見つけたお互いの魅力はありましたか?
【NAOYA】ピュアなところですかね。撮影のときにいい角度を二人で頑張って探してたんですけど、お互いに「できひんなぁ」って言いながら慣れてない感じがすごくかわいかったなという瞬間でした。昔からけっこうピュアな面はあったんですけど、こうやって成長してもまだずっとピュアなままでいてくれたことがありがたいですね。【冨田】ありがとうございます(笑)。あとでちょっと話をしよう(笑)。【NAOYA】いい意味やで~(笑)。【冨田】NAOYAは、美に磨きがかかっているなと思いました。本当にふとしたときにカッコいいなって思うことが以前もあったんですけど、今まで以上に増えて。やっぱりカッコいい先輩だなって感じました。【NAOYA】ほんまかなぁ(笑)?【冨田】特にEラインがすてきなので、NAOYAの横顔を見るのが好きなんです。顎と鼻先のこの美しいラインが、見るたびにうらやましいなぁって思います。【NAOYA】うれしい(笑)。 撮影=細溝大嬉――もともと仲よい友人同士で恋人役をやることになって、照れたりする気持ちもあったのでしょうか? 【NAOYA】照れに関しては一つもなかったです。ノリノリで「やろうぜー!」みたいな感じでやっていましたね(笑)。ドラマの中ではしっとりしてるように見えて、意外と「今のシーンいけた!イェーイ!」って感じで(笑)。演技はほぼ初めてで最初は緊張するやろうなぁって思ったんですけど、冨田侑暉だったら安心してお互いを高め合えるなって思えて。変な緊張はせずに、いい緊張感を持ってやることができました。【冨田】まさにその通りです。以下同文(笑)。インタビューで初めて言いました、以下同文って(笑)。
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僕が撮影期間中にずっと「タピオカ飲みたい」って言ってたら買ってくれた(NAOYA)
――お互いが役と共通していると思った部分と、逆にここは違うなと思った部分はありますか? 【NAOYA】じゃあ、先にお願いしていいですか?【冨田】湊とNAOYAの共通点は照れたときの仕草というか。原作を読んでたときの湊と、実際にNAOYAに「かわいいね」とか言ったときの照れ方とかがすごく似てて、そのまんまだなと感じるところはありました。【NAOYA】「かわいいね」なんて言われたことないけどな~?【冨田】けっこう言ったけどなぁ(笑)。「あんたかわいいなぁ」って…あ、確かにそれは言ったことないな(笑)。【NAOYA】ないよなぁ(笑)。【冨田】あとは今回遊園地で撮影させていただいたシーンがあったんですけど、そのときの楽しんでる湊がプライベートで遊ぶときのNAOYAとすごく似ていて、いい意味で演技をしていないような素の雰囲気がそのまま湊らしいと思いました。湊とは違うなと思ったのは、落ち着き(笑)。NAOYAは常にイェーイみたいなノリなんですけど、湊って逆にけっこうツンデレで。本当に「自分のテリトリーに入ってくるな」っていう感じが多いので、そこがもう全然違うなって。【NAOYA】大真逆(笑)?【冨田】大真逆(笑)。NAOYAは距離がだいぶ近いので、そこが違うかなって思います。
撮影=細溝大嬉【NAOYA】静真くんはすごく優しくて何を言っても許してくれるというか、わがままな湊を愛で包み込んでくれるところが魅力やなと思ってたんですけど、そこは似てるかな。僕、けっこうわがままなんですけど、それも優しく許してくれます。たとえば、僕が撮影期間中にずっと「タピオカ飲みたい」って言ってたら、買ってくれたんですよ!申し訳ない気持ちと同時に本当に優しいなって思いましたし、うれしかったです。違うなと思うところは、静真くんって愛をストレートに伝えてくれるところがあるんですけど、冨田は意外とツンデレで、さっきもお話しした通りかわいいとかも言ってくれへんし。「今日かわいいかな?」って、よく聞くんですよ。そしたら「全然かわいくないよ」って冷たく返ってくるのが、違うところかなって思いますね。どっちも好きですけど。
――NAOYAさんが冨田さんに自分から「かわいい?」って聞くのは、昔からなんですか?
【NAOYA】いえ、この現場での話です。なんか「ほんまにかわいいと思ってるのかな?」って不安になるんですよ。「今日、なんかめっちゃむくんでるしかわいくないよな?」と思って聞くんですよね。撮影は朝早いし、かわいいって言ってもらったほうがテンション上がるから、いろんな方に言ってもらいたくて。もちろん、かわいいって言ってくれる前提で僕は話しかけてるので、冨田に「かわいくない」とか言われて大ブチ切れっていう(笑)。【冨田】カッコいいとは思ってるけど(笑)。【NAOYA】ちょっと待ってください(笑)。 撮影=細溝大嬉――今回お互いのお芝居を見て、すてきだったなと思うところがあれば教えてください。 【NAOYA】声がすてき!クランクアップ前に本人にも伝えたんですけど、語尾にすごくセクシーさを感じます。静真くんの内に秘めてるセクシーさっていうのが語尾に出てる感じがして、声もおしゃれでカッコいいって伝えました(笑)。【冨田】そうですね、伝えられました(笑)。自分はとにかく、NAOYAが湊を演じるときの表情がすごく儚くてきれいだなって。ドラマには静真と湊がすれ違うシーンがけっこうあるんですけど、思い通りにならないときの表情がクランクアップに近づくにつれてより素敵になっていったように思います。これは今、初めて伝えました(笑)!【NAOYA】全然伝えてくれないので、うれしいです(笑)。
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動物界のでっかいゾウと動物界のきゅるるんかわいいアイドル・うさぎでいいペア!(冨田)
――撮影した中で特に印象的だったシーンは? 【NAOYA】湊の実家に行くシーンがあるんですけど、原作でもすごく好きな部分だったので、湊の気持ちをしっかりと伝えたいなと思っていました。でもこれは本当に裏話で、屋根裏部屋での撮影が想像以上に暑かったんです。これはもう、びっくり。【冨田】本当に。【NAOYA】ワンカット撮影したら涼んで、を繰り返していました。それが印象に残ってますね(笑)。でも本当に僕が大好きなシーンだったのですごく大事に撮りましたし、とてもきれいな絵になってよかったなって思います。涼し気な顔で演技していますので(笑)。【冨田】自分は、静真が湊に賭けをされてたということを知るシーン。あそこがすごく印象に残っています。【NAOYA】でたでたでた、大事なシーンや。(演技だけど)本当に申し訳なくなりましたね。【冨田】監督さんにも「二人とも本当にうまかった」って褒めていただいて、モニターを見させていただいたのですが、マジでよかったです。【NAOYA】静真くん、特にすごかった。【冨田】…(照笑)。そのシーンは物語において起承転結でいう“転”の部分でもあるかなと思うので、すごく印象深いシーンだったなと思います。
撮影=細溝大嬉――静真が獣医学生ということもあり動物の話題がたくさん出てくる作品になっていますが、お互いを動物にたとえると何だと思いますか? 【冨田】NAOYAは、うさぎです。【NAOYA】初めて言われた!なんで?【冨田】撮影期間中の1カ月間、本当に誰かといないとダメっていうのをすごく感じて(笑)。撮影中、カットが掛かったらすぐタタタって誰かのところに行ってるのを見て、本当に人といるのが大好きなんだなって思ったんです。あまり一人でいるところを見なかったイメージなので、うさぎかなって。【NAOYA】確かにその通りかもしれない。一人じゃ無理なので、隣に誰かいてもらわなあかん性格です。冨田は…なんやろ。(思いついて)…いい意味で、やで?【冨田】あ、わかりました(笑)。ナマケモノ!【NAOYA】違います(笑)。いい意味で、ゴリラ(笑)。でもこれはいい意味なんですよ!体格が大きくて意外と筋肉があるっていうところが、すごい…ゴリラじゃないな、ゾウさん?ゾウさんにします(笑)。大きいし、力が強い。そこがゾウさんかなって思います。【冨田】ありがとうございます(笑)。初めて言われましたね、ゾウさんは。【NAOYA】ここから盛り上げてや(笑)?【冨田】(笑)。でもこれっていいペアじゃないですか?動物界のでっかいゾウと、動物界のきゅるるんかわいいアイドル・うさぎっていう。【NAOYA】動物界のアイドルなんや(笑)。ゾウさんはいい意味です、本当に。力が強いんですよ。【冨田】ゾウって言ってもらえてうれしいです。
撮影=細溝大嬉――ありがとうございます。それでは最後に、あらためてこの作品の見どころと視聴者のみなさんへのメッセージお願いいたします。 【NAOYA】原作ファンの方はもちろん、初めてこの作品を観る方も含めて誰もが共感できる部分がありますし、誰しもが自分の中に抱えている言えないことや欠点だと思っていた部分が、愛されることによって自分でも好きになれて成長していくっていうのが、恋愛だけじゃなくいろんな愛がたくさん詰まった物語だと思うので、皆さんにぜひ観ていただきたいです。【冨田】「自分らしく生きるってこういうことなんだな」と思える作品になっています。静真と湊にフィーチャーした作品ではありますが、原作もドラマもたくさんの方に共感してもらえる作品だと思うので、ぜひ楽しんで観ていただけるとうれしいです。
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