補助電源ケーブル不要のマザー&グラボがデビュー 異常検知機能付き1300W電源も アキバで高まるPCパーツ「安全」の価値:古田雄介の「アキバPickUP!」(1/4 ページ)
先週(6月7日週)、SAPPHIRE Technologyから自社規格「PhantomLink」に対応したマザーボードとグラフィックスカードが登場した。
マザーボードのラインアップは「NITRO+ X870EA PhantomLink」と「同Polar Edition」だ。いずれもAMD X870Eチップセットを搭載するATXモデルで、全体のカラーは前者がブラック&グレー、後者がホワイト&ブラックとなる。
価格は6万8000円弱と7万円弱だ。いずれもグラフィックスカードスロットの脇に、電力供給用のPhantomLinkコネクターを備えている。
グラフィックスカードはRadeon RX 9070 XTを搭載した2モデルで、こちらも色違いとなる。ブラック&グレーの「NITRO+ AMD Radeon RX 9070 XT OC PhantomLink Edition」とホワイト基調の「同Polar Edition」で、価格は19万5000円前後と20万円前後だ。
いずれも着脱式のPhantomLinkコネクターを備えており、対応するマザーボードから直接給電もできる仕様となっている。
グラフィックスカードの補助電源までマザーボードから直接給電する仕組みは、ASUS JAPANの裏配線規格「BTF」があるが、PhantomLink対応のマザーボードは裏配線デザインにはなっていない。あくまで、グラフィックスカードに補助電源を供給する12V-2x6ケーブルのみを省く仕組みだ。
この作りについて、パソコンSHOPアークは「見た目をスッキリさせる効果もありますが、発火などのトラブルを回避する目的が強いんじゃないかと思います。コネクターの接続が甘かったり、ケーブル自体の劣化などで危険な状態になったりすることもありますから」と推測する。
ハイスペックな構成ほど安全面を重視する傾向は以前からあるが、最近はより重視する人が増えていると方々で耳にする。別のショップは「あらゆるパーツが高価になっていますし、供給も安定していません。発火などでマシンが死んでしまうと、金銭的な損失も大きいですし、同じ環境を構築するのに時間がかかるリスクも高まっているのは確かですから」と話していた。
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簡易水冷キットでは、Lian Li Industrialから360mmラジエーターを備えるシリーズが登場している。ポンプ兼CPU水枕に6.67型の曲面OLEDパネルを搭載した「HydroShift II OLED Curved」シリーズで、ラインアップは6種類ある。
ラジエーターファンに「UNI FAN TL FLEX」を採用した「360TL」と、「UNI FAN P28 V2」を採用した「360P28」、ファン非搭載の「Fanless」があり、それぞれブラックとホワイトカラーを選べる。
カラーバリエーションに価格差はなく、HydroShift II OLED Curved 360TLの価格は5万3000円弱、同360P28は4万7000円強、同Fanlessは4万3000円弱となる。
入荷したオリオスペックは「連結ファンが人気のLian-Liだけに、どのファンで冷却するかニーズが分散するところがあります。個別にお気に入りを持っている人はFanlessもいい選択肢ですね」と評価していた。
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