【動画】マツケン謙信勇ましく観客沸かす 第100回謙信公祭出陣行列

郷土の戦国武将、上杉謙信の遺徳をしのぶ第100回謙信公祭が2025年8月23日新潟県上越市で開幕した。春日山周辺で行われたメインイベントの出陣行列には、謙信役の松平健さんが白馬にまたがって登場し、勇ましい姿で沿道に詰めかけた観客を沸かせた。

白馬にまたがった謙信役の松平さん

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甲冑と白頭巾を身にまとい登場

謙信公祭は1926年の初開催から、戦時下も一度も中止することなく続いて今年第100回目を迎えた。節目を盛り上げるべく、謙信役には幅広い世代から人気の松平さんを招へいした。

沿道は松平さんを一目見ようと訪れた観客であふれた

上杉軍と武田軍が合戦の舞台となる川中島へ向かう様子を描いた出陣行列には、松平さんと共演しようと、北は秋田、南は鹿児島、台湾からも約450人がエントリー。隊列を組んで山麓線を練り歩いた。

手を振り沿道の声援に応えた

春日山交差点に午後5時30分頃、甲冑に謙信のトレードマークの白頭巾を身に着けた松平さんが白馬に乗って姿を現すと、集まった市民やファンから「お館様」「健さん」などと歓声が上がった。

凛々しい表情で口上を述べた

松平さんは馬上で「上杉はこの越後の民たちと共に義の心を養ってきた。そしてこれからの100年も越後の民と共に義の心を育てていくのじゃ」と述べた。参加者と一緒に「エイエイオー」とときの声を上げ、「上杉全軍、川中島に向けいざ出陣じゃ」と叫ぶと、観客から大きな拍手が沸き起こった。

「いざ出陣じゃ」と叫ぶ松平さん 笑顔で手を振ると観客から歓声が上がった

市内の小学1年生の女児は「とてもかっこよかった」と笑顔を見せ、40代の母親は「100回記念で松平さんを見られてよかった」と話した。直江兼続役を演じた同市柿崎区の男性(48)は「本番に向けてとても緊張したが、貴重な経験ができた。たくさんの方から声を掛けていただきうれしかった」と語った。

観客に笑顔で手を振る松平さん

春日山城史跡広場では川中島合戦の再現も行われ、松平さんが戦場での謙信を演じた。「暴れん坊将軍」のテーマソングに合わせ「成敗」の決め台詞を言う松平さんならではの演出もあった。

川中島合戦の再現に出演した松平さん 兵と共に勝どきを上げた

謙信公祭は24日まで。最終日は武禘式、謙信公の塩献上の儀式、大民謡流しなどが行われる。

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