トランプ氏の関税計画を評価中、米景気後退はない見込み=IMF
国際通貨基金(IMF)のジュリー・コザック報道官は3月27日、25%の自動車関税を含むトランプ米大統領の関税計画の影響を評価し続けているとしつつ、基本予測では米国の景気後退を見込んでいないと述べた。写真はIMFのロゴ。2018年10月、インドネシアのバリで撮影(2025年 ロイター)
[ワシントン 27日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のジュリー・コザック報道官は27日、25%の自動車関税を含むトランプ米大統領の関税計画の影響を評価し続けているとしつつ、基本予測では米国の景気後退を見込んでいないと述べた。
定例記者会見で関税計画について質問された同報道官は、カナダとメキシコの製品に課される関税が続けば、これらの国の経済見通しに「重大な悪影響」を及ぼすと述べたが、詳細には触れなかった。
これらの評価の多くは、4月下旬に発表する「世界経済見通し(WEO)」に盛り込まれる。コザック氏によると、IMFが1月にWEOを更新した時点で米国経済は予想を上回る成長を続けていたという。
IMFは1月、2025年の米経済成長率見通しを昨年10月時点の2.2%から2.7%に引き上げた。
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