主演・及川光博、共演する手越祐也の役者魂にライバル心!?ドラマ『ぼくたちん家』TVerで配信開始
日本テレビ系で放送がスタートした、及川光博が主演、手越祐也が共演するドラマ『ぼくたちん家』の第1話が、民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」にて放送終了後から配信開始。それに合わせてこの度、心優しく不器用なゲイ・波多野玄一役の及川と、玄一が恋に落ちるクールなゲイ・作田索役の手越が、撮影裏のエピソードやドラマの見どころを語るコメントが到着した。
CONTENTS目次
■『ぼくたちん家』概要
心優しきゲイと、クールなゲイの中学教師。そして、トーヨコ通いの、訳あり中学生。
社会のすみっこで繋がった3人の、奇妙なホーム&ラブコメディ。
ちょっと不器用で、やたら情に厚い男、波多野玄一(及川光博)、50歳。その胸をふるわせたのは、中学教師の作田索(手越祐也)、38歳。だけど彼は、恋にも人生にも冷めきったようなクールなゲイ。それでも玄一は、あきらめない。「だったら……“家”、買いませんか? ふたりの名義で。別れるのが死ぬほど面倒になるように」恋の告白なのに、なぜか物件購入の打診……。真剣すぎて、どこかバカ。でも本気。そんな2人の前に現れたのは、大金を抱えた訳アリすぎる中学生、楠ほたる(白鳥玉季)、15歳。開口一番、こう言い放つ。「私、あなたを買います。3000万円で。中学卒業までの半年間、親のフリしてください」恋も家族も人生も、面倒くさいし、ややこしい。それでもなぜか、ここにいる。そんな、ぼくたちん家の、笑って、泣いて、笑っちゃう、奇妙なホーム&ラブコメディ。
――スチール撮影の段階から、おふたりの仲良しな雰囲気が伝わってきました。
及川光博(以下、及川):やっぱり、我々は臆さないというか。ふたりとも人見知りではないんだよね。
手越祐也(以下、手越):そうですね(笑)。
及川:あなたも会話に慣れてるもんね?
手越:本当ですか?
及川:慣れてる、慣れてる。人たらし(笑)。
手越:あははは(笑)。
及川:こうやってパカパカッて笑うんだよね、マンガみたいに。
手越:僕は興味がある人にはズケズケ入っていくタイプですし、(及川は)ずっと興味があった方なので。初対面のときから、「及川さん」とは呼んでないです。最初から「ミッチー」って(笑)。
及川:びっくりだよ、慣れ慣れしいなと思って……うそ、うそ、うそ(笑)。はーい、ミッチーだよ!でも、本当にそれでいいと思う。
手越:僕はそういうタイプです!
――撮影に入って、お互いに「ここがすごいな」と感じたことはありますか?
及川:僕は、テゴちゃんが撮影の前日にはお酒を飲まないと聞いて、すごいなと尊敬しました。
手越:確かに、その話はしましたね。
及川:あれから僕も控えるようになりましたよ。「よーし、負けないぞ!」と思いながら、量を減らしています。
――ゼロではない?
及川:そう、ゼロではない(笑)。
手越:その人にはその人のリフレッシュ法がありますからね(笑)。僕も、(及川が)さすがだと思うことはたくさんありますよ。(ドラマが)ほっこり笑えてしまうホーム&ラブコメディということで、役に入っているから(撮影中には)笑わないですけど、「すげぇなぁ」「このシーン最高だったな」と思うことがたくさんあります。役者として、いろいろ学ばせてもらっていますし、一緒にお芝居しながら楽しませてもらっています。
――玄一は索と出会って、50歳にして人生が大きく動き出します。おふたりにとって、人生が変わるきっかけになった人や出来事を教えてください。
及川:僕は美輪明宏さんですね。美輪さんと舞台でご一緒させていただいたときに、約半年間でぎゅうぎゅうにあらゆる勉強をさせてもらいました。だから、表現者・アーティストとしての師匠であり、人生の師匠ですね。どんなことを学んだのかを今説明しようとすると、40分くらい必要になるので割愛させていただきます(笑)。
手越:僕にはターニングポイントがふたつあって、ひとつは15歳でこのお仕事を始めたこと。もうひとつは、やっぱり32歳で独立したことですね。すごく幸せで素晴らしかった場所を離れて、男としてもっともっと自由に、好きな人と好きなタイミングで、いろいろなことをやりたいな、という想いが強かったんです。それから5年経ちましたけど、こうやって素敵なドラマだったり、素敵な取材だったり、素敵な現場にたくさん出会わせてもらっているので、その選択は大きかったと思います。
――TVerで第1話を見るユーザーに向けて、繰り返し観てほしいおすすめのシーンはありますか?
手越:やっぱり索と玄一がふたりで会話をするところが多いんですよね。その中で、玄一と索が出会うポイントになる場所があるんですが、ふたりにいろいろなことがあって、またそこで出会って、またいろいろなことがあって、また出会って……。それぞれに違う経験をして、またその場所に戻ってきた後の関係性の変化は、見ていてすごく面白いと思います。何度も見返してみると、「こういうことがあったから、ふたりはちょっとずつ温度感が近づいたり、離れたりしているんだな」とわかって、より楽しめると思います。
及川:ドラマとはいえ、縁もゆかりもないふたりが、どうやって距離を縮めていくのか。そして、ぶつかり合うのか。そこは見どころですね。あとは、白鳥玉季ちゃん演じる(楠)ほたるちゃんとふたりで、アイスを食べながら歩くシーンがあるんですよ。その夕景がとってもきれいです。マジックアワーで、あれはラッキーでしたね。撮影していると、縁起物ってあるじゃないですか。
手越:ありますね。
及川:ここでいい風が吹いたな、とか。そういうところは「やった!」と思います。
手越:狙えないですからね。
及川:そうなんだよね。
――最後に、TVerで本作を観るユーザーに作品を通して伝えたいメッセージを聞かせてください。
及川:これは僕、いい言葉を思いつきましたよ……“みんなちがって、みんないい”!
手越:ほうほう、なるほど(笑)。
及川:僕のオリジナルです!(笑)
手越:よくあるキャッチコピーとかじゃないですよね?完全なオリジナルですよね?
及川:金子みすゞさんの有名な詩です(笑)。でも、これはメッセージとして大事だろうと思います。
手越:僕も伝えたいことは一緒です。今回、それぞれにバックボーンが違う三人が集まっていますけど、みんなにも悩みはあるし、人生でうまくいかなかったことってあると思うんです。でも、そういう経験があるから今の自分たちがいるし、僕は「周りにどう思われようが、自分たちが幸せで充実していればいい」と思いながら生きていて。今回はまさにそれが大きなテーマで、バックボーンや性格の違いはあるけれど、それぞれが自分の人生を生きている。皆さんにも、「私は私でいいんだ」「俺は俺でいいんだ」と感じてもらえたらいいなと思っています。
■番組情報
日本テレビ系 日曜ドラマ『ぼくたちん家』毎週日曜22:30~
主演:及川光博出演:手越祐也 白鳥玉季 他脚本:松本優紀演出:鯨岡弘識 北川瞳
■関連リンク
TVer『ぼくたちん家』番組ページhttps://tver.app/3VUwDlf
ドラマ『ぼくたちん家』番組サイトhttps://www.ntv.co.jp/bokutachinchi/