ロシアが北朝鮮兵を戦闘に大量投入、西部クルスク州=ウクライナ

 ウクライナのゼレンスキー大統領(写真)は14日、ウクライナ軍が越境攻撃を行っているロシア西部クルスク州で、大量の北朝鮮兵士が戦闘に投入され始めたと述べた。写真はキーウで1日撮影(2024年 ロイター/Alina Smutko)

[キーウ 14日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、ウクライナ軍が越境攻撃を行っているロシア西部クルスク州で、大量の北朝鮮兵士が戦闘に投入され始めたと述べた。

ロシアが戦争を新たにエスカレートさせたと非難し、国際社会の対応を求めた。

ゼレンスキー氏は演説で「ロシアが北朝鮮の兵士を攻撃に投入し始めたことを示す暫定的なデータがある。かなりの数だ」と述べた。

また、ロシアの部隊に組み込み、現時点ではクルスクの前線でのみ投入されているが、「前線の他の地域まで拡大される可能性を示唆する情報がある」とも語った。

ウクライナは10月に北朝鮮兵がクルスク州で確認されたと述べていた。計1万1000人の北朝鮮兵が展開されているとの見方を示している。

ゼレンスキー氏は「ロシアは他の国を戦争に引きずり込んだ。可能な限り最大限にだ。これがエスカレーションでないなら何なのか」と述べ、同盟国にウクライナへの支援強化を改めて呼びかけた。

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