古橋亨梧が“幻のハットトリック”、前田大然は相手を蹴って一発レッドも…旗手の芸術的パスから決勝点、セルティックのCL決勝Tプレーオフ進出以上が確定

[1.22 CL第7節 セルティック 1-0 ヤングボーイズ]

 セルティック(スコットランド)は22日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)リーグフェーズ第7節で、ここまで全敗で敗退が確定しているヤングボーイズ(スイス)に1-0で勝利して決勝トーナメントプレーオフ出場圏の24位以上が確定した。

 FW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央の日本人トリオは揃って先発出場。古橋は前半だけで3回ゴールネットを揺らしたが、2つはオフサイドで、1つはVAR介入を経てファウルでいずれも得点にはならなかった。さらに前田は試合終盤、一発退場処分を受けた。

 まずは前半6分、MFアルネ・エンゲンスのスルーパスで古橋が反応してゴールネットを揺らしたが、オフサイドポジションだったため得点は認められなかった。同22分には前田がMFシェイク・ニアッセとの競り合いからペナルティエリア内で転倒するも、主審の笛は鳴らない。なおもセルティックは同26分、前田の落としから旗手がミドルシュート。ボールはゴール左隅を捉えたが、GKマービン・ケラーの好セーブに阻まれた。

 先制を目指す中で前半31分、MFカラム・マクレガーがニアッセからボールを奪って古橋に預けると、古橋は冷静にゴールへ流し込んで待望の得点が生まれたかに思われた。しかし主審が映像を確認した結果、マクレガーのボール奪取がファウルと判定され、ゴール取り消しとなった。続く同34分には左サイドを抜け出した前田のクロスを古橋が押し込むも、前田のオフサイドでここも認められなかった。

 さらに前半40分、DFグレッグ・テイラーがPA内でファウルを受けてPKを獲得。このPKをMFアルネ・エンゲンスがゴール右へ蹴ったが、コースが甘くなったところをGKに防がれてしまった。セルティックはゴールに迫り続けたが、スコアレスで試合を折り返した。

 後半9分には前田がエンゲルスとのワンツーで抜け出したが、シュートは間合いを詰めてきたGKにセーブされた。その後も両チームともに得点がなく試合が進み、同30分には古橋がFWアダム・イダーとの交代でピッチから退いた。

 苦しんだセルティックだったが後半41分、旗手の絶妙なスルーパスに抜け出したイダーがシュートを放つと、ボールはGKに阻まれながらも相手DFロリス ・ベニートに当たってゴールイン。オウンゴールで先制に成功した。  ところが後半43分、前田がDFモハメド・カマラとの競り合いからファウルと判定されると、笛が鳴った後に左ふくらはぎ付近を蹴ってしまった。当初はイエローカードと判定されるも、VARの介入を経て主審が映像を確認した結果、判定はレッドカードに変更。終盤に痛恨の退場となった。  それでもセルティックは1-0で勝利し、決勝トーナメント進出をかけたプレーオフ進出以上が確定。リーグフェーズは次節が最終節で、決勝トーナメントにストレートインする可能性も残っている。●海外組ガイド●チャンピオンズリーグ(CL)24-25特集●スコットランド・プレミアリーグ2024-25特集▶南野拓実や守田英正、久保建英ら日本代表選手が欧州最高峰の戦いに臨む!チャンピオンズリーグ&ヨーロッパリーグはWOWOWで放送・配信!

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