「17番で奇跡的なバーディがとれた」プロ13年目の小西たかのりが初優勝 今平周吾を1打抑える
◇国内男子◇前澤杯 MAEZAWA CUP 最終日(27日)◇MZ GOLF CLUB(千葉)◇6652 yd(パー70)◇晴れ時々曇り
プロ13年目の33歳、小西たかのりがプロ初勝利を挙げた。首位スタートから4バーディ、1ボギー「69」でプレーし、通算17アンダー。17番(パー5)で15m近いバーディパットを沈めて、同じく首位から出た元賞金王の今平周吾と並び、最終18番はパーセーブ。今平が1mを外してボギーに終わり競り勝った。新規大会の初代王者として賞金4000万円を獲得した。
小西は「最初は順調だったんですが、やっぱり甘くないなと…。でも、17番で奇跡的なバーディが取れました」と念願達成の一日を振り返った。
開幕戦「東建ホームメイトカップ」の生源寺龍憲に続くツアー初勝利。国内開幕戦から2試合連続で初優勝者が誕生したのは、2018年の「東建ホームメイトカップ」の重永亜斗夢、「パナソニックオープン」のラヒル・ガンジー(インド)以来7シーズンぶりとなった。
今平は通算16アンダー2位。昨年の国内メジャー「日本オープン」以来となる8シーズン連続優勝での通算11勝目を逃した。
ツアー2勝のマイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)が通算14アンダーで3位。開幕戦「東建ホームメイトカップ」を制した生源寺龍憲、イ・サンヒ(韓国)が通算13アンダーの4位に並んだ。
通算12アンダー6位にツアー2勝の米澤蓮、昨季賞金ランク6位の木下稜介、未勝利の坂本雄介。19位から出た石川遼は2バーディ、4ボギー「72」でプレー。塚田よおすけ、稲森佑貴らと同じ通算7アンダー27位だった。
女子ツアー2勝の菅沼菜々は2バーディ、5ボギー1ダブルボギー「75」で通算7オーバー89位。女子初の男子ツアーメンバーである寺西飛香留は1ボギー「71」で通算8オーバー91位だった。
<上位成績> 優勝/―17/小西たかのり 2/―16/今平周吾 3/―14/マイケル・ヘンドリー 4T/―13/生源寺龍憲、イ・サンヒ 6T/―12/米澤蓮、坂本雄介、木下稜介 9T/―11/大岩龍一、コ・グンテク、スコット・ビンセント