インドの監督サタジット・レイの特集上映、「チャルラータ」や日本劇場初公開作など7本
インドの映画監督サタジット・レイの監督デビュー70周年を記念し、特集上映「サタジット・レイ レトロスペクティブ 2025」が7月に東京のBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下で行われる。
ジャン・ルノワールとの出会いなどをきっかけに、映画の道を志したサタジット・レイ。1955年の監督デビューから1992年に死去するまで、社会派、コメディ、ドキュメンタリーなど幅広いジャンルの作品を手がけた。黒澤明、マーティン・スコセッシ、フランシス・フォード・コッポラ、ウェス・アンダーソンにも影響を与えたことで知られている。
このたびの特集上映には、デジタルリマスター化された7作品がラインナップされた。ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を獲得した「チャルラータ」「ビッグ・シティ」のほか、日本劇場初公開となる5本もスクリーンにかけられる。没落貴族の衰退と芸術への執着を描いた「音楽サロン」、伝統と近代化の岐路に立つインド社会を映し出す「臆病者」、宗教的偽善や盲目的な信仰を風刺したコメディ「聖者」のほか、成功しても自信を持てない映画スターの姿からベンガル映画業界に対する批判と洞察を示す「主人公」、サタジット・レイ自ら執筆した児童書をもとにした「エレファント・ゴッド」を観ることができる。
「サタジット・レイ レトロスペクティブ 2025」はJAIHOの提供、グッチーズ・フリースクールの配給によって実施される。
サタジット・レイ レトロスペクティブ 2025
2025年7月 東京都 Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下
上映作品
- 音楽サロン
- ビッグ・シティ
- チャルラータ
- 臆病者
- 聖者
- 主人公
- エレファント・ゴッド
※すべてデジタルリマスター上映
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