マルコ・ベッツェッキ、アプリリアで今季2度目ポールポジション! クアルタラロ大奮闘3番手|MotoGPサンマリノ予選
ミサノ・サーキットでMotoGP第16戦サンマリノGPの予選が行なわれ、アプリリアのマルコ・ベッツェッキがポールポジションを獲得した。
初日プラクティスのタイム結果によるQ1とQ2のグループ分けでは、ヤマハ勢が全員Q1スタートに。今回開発中のV4マシンの実戦試験としてワイルドカード参戦しているアウグスト・フェルナンデスもQ1スタートだ。
なおジョアン・ミルは、最近のホンダ復調傾向もありQ2直接進出を決めていたが、セッション中の転倒で首を痛めてしまった。出走は認められたものの、彼は日曜の決勝に集中するため、2日目の予選を欠場することを決めた。
予選Q1が始まると、KTMのブラッド・ビンダーがまずはアタックをまとめ、1分31秒015の暫定トップタイムをマーク。フェルミン・アルデゲル(グレシーニ)、そして小椋藍(トラックハウス)が2番手、3番手タイムに続いた。
アルデゲルは連続アタックで1分30秒852まで自己ベストを更新。これで暫定トップに浮上した。ただ、彼のあとにファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)も好ペースでアタック。初日時点ではリヤソフトタイヤの扱いに苦戦していると話していたものの、暫定トップタイム更新となる1分30秒842をマーク。Q2進出に近づいた。
V4マシンで注目を集めるアウグスト・フェルナンデスは、Q1前半時点ではクアルタラロから1.3秒差の11番手タイムという位置につけた。
セッション終盤には、ラウル・フェルナンデス(トラックハウス)が最速タイム更新も狙えそうなペースを見せた。ただ自己ベストを更新したものの終盤の伸びが足りず、3番手タイムに留まった。
なかなかトップタイムを更新するライダーが現れないまま、Q1はラストアタックへ。そして最後は暫定トップタイムのクアルタラロが、更に自己ベストを縮める1分30秒481を記録。クアルタラロとアルデゲルがQ2に進んだ。
小椋も終盤のアタックで自己ベストを縮めたものの、最終的に5番手タイム。Q1敗退に終わった。新型V4マシンのアウグスト・フェルナンデスは、クアルタラロから1.331秒差の12番手タイムだった。
ポールポジションを争う予選Q2では、前戦カタルニアGPで見事2勝目を記録したアレックス・マルケス(グレシーニ)が爆発的なアタックを決め、レコードタイムにも迫る1分30秒222の暫定トップタイムをマークした。
アレックス・マルケスの後ろにはアプリリアのマルコ・ベッツェッキ、KTMのペドロ・アコスタが2番手、3番手に続いた。その一方で兄マルク・マルケス(ドゥカティ)は彼にしては珍しく圧倒的な速さが無く、0.4秒差の7番手タイムに甘んじた。
そんなマルク・マルケスはQ2後半のアタックでは、弟の真後ろを追走する戦略を採用。なりふり構わない姿勢でタイムを縮めに来た。
そしてこの戦略は効果を発揮し、マルク・マルケスは1分30秒352の暫定2番手タイムをマークとなった。なおそのマルク・マルケスの後ろを走っていたペドロ・アコスタ(KTM)は転倒し、チャンスを失った。
なかなか暫定トップタイムを更新するライダーは現れなかったが、最後マルコ・ベッツェッキが最速ペースで各セクターを繋いでいき、1分30秒134をマーク。これがQ2トップタイムとなり、ベッツェッキが今季2度目のポールポジションを獲得した。
2番手はアレックス・マルケス、3番手には最後に渾身のアタックを決めたクアルタラロが並んだ。ポイントリーダーのマルク・マルケスは4番手だった。
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