海自、最新砲「レールガン」の状況を公開「あの超電磁砲とは関係ありません」遊び心ハッシュタグも|よろず〜ニュース

海上自衛隊=画像はイメージ(zappe/stock.adobe.com)

 海上自衛隊が24日、公式インスタグラムを更新し、研究が続けられている「レールガン」の画像を掲載した。「4月22日、齋藤海上幕僚長は、試験艦『#あすか』を訪問し、防衛装備庁が早期装備化に向け研究中の『#レールガン』を視察しました。」と報告した。

 同18日には公式X(旧ツイッター)でも「4月9日、自衛艦隊司令官大町克士海将は、試験艦『#あすか』を訪問し、防衛装備庁が開発中の『レールガン』の最新状況を確認しました。」と報告。「ちなみに、今なら海から見られます。」と説明した上でハッシュタグで「#とある 装備の #レールガン あの #超電磁砲 とは関係ありません。」と付け加えた。

 「あの超電磁砲」とは原作・鎌池和馬氏、作画・冬川基氏によるコミック「とある科学の超電磁砲」(とあるかがくのレールガン)を指しているとみられる。ライトノベルシリーズ「とある魔術の禁書目録」(とあるまじゅつのインデックス)のスピンオフで、2009年から続くアニメシリーズも人気が高い。自衛隊の装備とは関係なく、超能力開発が行われている「学園都市」が舞台の物語だ。コミック・アニメと開発中の新装備はもちろん関連はないが、同じ「レールガン」というワードを使うだけに、海自も遊び心で「#超電磁砲」の注釈を付けたとみられる。

 防衛装備庁のホームページによると、「レールガン」とは「電気エネルギーを利用して弾丸を発射する将来砲」。火薬ではなく、砲身に電気を通して強力な磁界を作り、弾丸を発射する・極超音速で弾丸を発射できる=強力で射程も伸ばせる・薬きょうがない=弾丸を小型化→探知されにくい、運搬を容易にできるなどのメリットがある。一方、問題点としては・強力な電気を必要とするため、電源を確保しなければならない・電気の負荷や弾丸との摩耗で砲身の損傷が激しく、連射が難しい

などが挙げられている。

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