中国、米の「数字遊び」気に留めず 最大245%の関税率に

 4月17日、中国外務省はトランプ米政権が中国に対して最大245%の関税を課すことになるとの見解を示したことを受け、関税の「数字遊び」を続けるなら、中国は気に留めないと述べた。写真は洋山深水港で15日撮影(2025年 ロイター/Go Nakamura)

[北京 17日 ロイター] - 中国外務省は17日、トランプ米政権が中国に対して最大245%の関税を課すことになるとの見解を示したことを受け、関税の「数字遊び」を続けるなら、中国は気に留めないと述べた。

ホワイトハウスは15日に発表したファクトシートで、中国への関税率が「相互関税」125%、フェンタニル危機を受けた関税20%、不公正な貿易慣行に対処するための特定商品への関税7.5─100%が含まれると説明。

中国も米国からの輸入品に対する関税を125%まで引き上げ、米国との二国間協議も求めていない。一方で16日には、王受文商務次官に代わり、元世界貿易機関(WTO)大使の李成鋼氏を新たな通商交渉官に任命した。 もっと見る

米政府によると、トランプ氏は中国との貿易協議に前向きだが、中国側がまず対応すべきだと主張しているという。

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