今回Xiaomiが発表したXiaomi 17 Ultraには、3つのラインナップが用意されている。Xiaomiブランドで販売される製品が「Xiaomi 17 Ultra」と「Xiaomi 17」で、ライカのブランドで販売される製品が「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」となる。
なお、Leitzphoneは基本的にはXiaomi 17 Ultraで、レンズ部分にリングが用意されており、それを利用してズームや明るさなどを直感的に調整できることが違いである。
【表1】Xiaomi 17 UltraとLeicaモデルのスペック(Xiaomiの資料などより筆者作成)
Xiaomi 17 Ultra
Leica Leitzphone powered by Xiaomi
SoC
Snapdragon 8 Elite Gen 5
Snapdragon 8 Elite Gen 5
メモリ+ストレージ
16GB+1TB/16GB+512GB
16GB+1TB
ディスプレイ
6.9型OLED(2,608×1,200ドット/120Hz)/最大3,500cd/平方m
6.9型OLED(2,608×1,200ドット/120Hz)/最大3,500cd/平方m
リアカメラ(超広角)
5,000万画素(14mm/f2.2)
5,000万画素(14mm/f2.2)
リアカメラ(広角)
5,000万画素(23mm/f1.67)
5,000万画素(23mm/f1.67)
リアカメラ(望遠1)
2億画素(75-100mm/f 2.39-2.96/OIS)
2億画素(75-100mm/f 2.39-2.96/OIS)
リアカメラ(望遠2)
ー
ー
フロントカメラ
5,000万画素(21mm/f2.2)
5,000万画素(21mm/f2.2)
バッテリ
6,000mAh
6,000mAh
指紋認証
ディスプレイ内蔵
ディスプレイ内蔵
SIMカード
同時に2つ利用可能(Nano SIM+Nano SIM、Nano SIM+eSIM、eSIM+eSIM)
同時に2つ利用可能(Nano SIM+Nano SIM、Nano SIM+eSIM、eSIM+eSIM)
5G SAバンド
n1/2/3/5/7/8/12/20/25/26/28/38/ 40/41/48/66/71/75/77/78/79
n1/2/3/5/7/8/12/20/25/26/28/38/ 40/41/48/66/71/75/77/78/79
5G NSAバンド
n1/2/3/5/7/8/20/28/38/ 40/41/66/71/75/77/78/79
n1/2/3/5/7/8/20/28/38/ 40/41/66/71/75/77/78/79
5G
-
-
4G LTE(FDD)
B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/ 20/25/26/28/32/66/71
B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/ 25/26/28/32/66/71
4G LTE(TDD)
B38/39/40/41/42/48
B38/39/40/41/42/48
Wi-Fi/BT
Wi-Fi 7/Bluetooth 6
Wi-Fi 7/Bluetooth 6
防水防塵
IP68
IP68
OS
HyperOS 3(Android 16)
HyperOS 3(Android 16)
サイズ
162.9×77.6×8.29mm
162.9×77.6×8.32mm
重量
218.4g/219g(グリーン)
223.4g
【表2】Xiaomi 17と15 Ultraのスペック(Xiaomiの資料などより筆者作成)
Xiaomi 17
Xiaomi 15 Ultra(日本向けモデル)
SoC
Snapdragon 8 Elite Gen 5
Snapdragon 8 Elite
メモリ+ストレージ
12GB+256GB/12GB+512GB
16GB+1TB/16GB+512GB
ディスプレイ
6.3型OLED(2,656×1,220ドット/120Hz)/最大3,500cd/平方m
6.73型AMOLED(3,200×1,440ドット/120Hz)/最大3,200cd/平方m
リアカメラ(超広角)
5,000万画素(14mm/f2.4)
5,000万画素(14mm/f2.2)
リアカメラ(広角)
5,000万画素(23mm/f1.67)
5,000万画素(23mm/f1.63)
リアカメラ(望遠1)
5,000万画素(60mm/f2)
5,000万画素(70mm/f1.8)
リアカメラ(望遠2)
ー
2億画素(100mm/f2.6)
フロントカメラ
5,000万画素(21mm/f2.2)
3,200万画素(21mm/f 2)
バッテリ
6,330mAh
5,410mAh
指紋認証
ディスプレイ内蔵
ディスプレイ内蔵
SIMカード
同時に2つ利用可能(Nano SIM+Nano SIM、Nano SIM+eSIM、eSIM+eSIM)
同時に2つ利用可能(Nano SIM+Nano SIM、Nano SIM+eSIM、eSIM+eSIM)
5G SAバンド
-
-
5G NSAバンド
-
-
5G
n1/2/3/5/7/8/12/20/25/26/28/38/ 40/41/48/66/71/75/77/78
n1/2/3/5/7/8/12/20/25/26/28/38/ 40/41/48/66/75/77/78/79/71
4G LTE(FDD)
B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/ 20/25/26/28/32/66/71
1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/ 20/25/26/28/32/66/71
4G LTE(TDD)
B38/39/40/41/42/48
38/39/40/41/42/48
Wi-Fi/BT
Wi-Fi 7/Bluetooth 6
Wi-Fi 7/Bluetooth 6
防水防塵
IP68
IP68
OS
HyperOS 3(Android 16)
HyperOS 2(HyperOS 3にアップグレード可能)
サイズ
151.1×71.8×8.06mm
161.3×75.3×9.35mm
重量
191g
229g
Xiaomi 17 Ultraは、Xiaomi 15 Ultraの後継機種で、大きくいうとSoC、望遠レンズ、バッテリ容量の3点が改善されている。
新しいサーマルソリューションにより放熱性能は50%向上
SoCは従来のSnapdragon 8 EliteからSnapdragon 8 Elite Gen 5へと強化されている。CPUはOryonの2プライムコア+6パフォーマンスコアという構成は同じだが、クロック周波数などが引き上げられているほか、GPUも強化されている。
Xiaomi 17 Ultraでは、熱設計が改善されており、従来型のベイパーチャンバーに比べて放熱性能が向上しているバイオニックベイパーチャンバーを採用しており、50%程度放熱性能が向上。SoCによる上がり幅だけでなく、放熱設計による性能向上も実現されている。
3つのレンズ、従来のXiaomi 15 Ultraは4レンズだった
APOレンズ、レンズの中で物理的にズームする形になっている。ちなみに厳密にいえば、この方式をスマートフォンに最初に採用したのはXiaomiではなくソニー
75mm、85mm、90mm、100mmの4つの焦点距離に物理的にズームできる
望遠レンズは、従来は焦点距離で100mmと70mmという2つの望遠レンズを搭載して切り替える形になっており、100mmのレンズを利用した場合に、2億画素で撮影ができる形になっていた。
今回のXiaomi 17 Ultraでは、望遠レンズはレンズの内部で物理的にズームする方式のレンズ(ライカAPOレンズと呼ばれる)に強化されており、焦点距離で75~100mmの間でズームして利用できる。実機で確認したところ、75mmと100mmの間は85mmと90mmが選択できた。つまり、75mm、85mm、90mm、100mmの4つのポイントを選択できるズームレンズだといえる。
なお、同様の仕組みは、ソニーがXperia 1 VIIなどですでに採用しており、Xiaomiもそれに続いたことになる(Xperia 1 VIIでは85-170mmの焦点距離に対応している)。
バッテリは6,000mAhとXiaomi 15 Ultraの5,410mAhから増やされている。解像度が戦略的に下げられたのと相まって、Xiaomi 15 Ultraユーザーの不満点の1つだったバッテリが持たないという課題が緩和される
バッテリは従来モデルが5,410mAhだったのに対して、Xiaomi 17 Ultraでは6,000mAhと容量が増やされている。同時にディスプレイパネルの解像度は、従来モデルが3,200×1,440ドット/120Hzだったのに対して、今回のモデルでは2,608×1,200ドット/120Hzと解像度はむしろ下がっている。
7型前後の小さなディスプレイでは3K超えの解像度はオーバースペックで無駄に電力を消費する理由の1つになっていた。解像度の低下はバッテリ容量の増加と合わせて、Xiaomi 14 Ultra、Xiaomi 15 Ultraでユーザーの不満点だったバッテリ駆動時間の短さを緩和することになると考えられる。
LOFICに対応して花火のようなダイナミックレンジが広いシーンでも確実に撮影できる
こうしたハードウェアの改良と同時に、ソフトウェアの改良も行なわれており、Xiaomiが「LOFIC」(ロフィック)と呼ぶ仕組みが用意されている。
LOFICは、より広いダイナミックレンジを維持したまま撮影可能になる。炎や花火といった従来のスマートフォンが苦手としていたダイナミックレンジが広い環境でもきちんと明るいところと暗いところを維持したままの撮影ができるようになる。
Pro版の構造などはXiaomi 15 Ultraと同じ
廉価版の無印はカバーに撮影用のボタンが付いている程度
Leica Leitzphone powered by Xiaomiはレンズにリングが付いていて、ズームやEV調整などの機能を割り当てて使うことができる
なお、Xiaomi 14/15 Ultraの特徴の1つだったコンパクトカメラのような外観にする「Photography Kit」はPRO版と無印版の2つが用意されており、PRO版は従来のPhotography Kitと同じ機能を、無印はバッテリ(2,000mAh)などが省略されて外観カバーと撮影用のスイッチという形になっている。
価格はXiaomi 17 Ultraが1,499ユーロ、Leica Leitzphone powered by Xiaomiが1,999ユーロ、Xiaomi 17が999ユーロ、Photography KitはPRO版が199.99ユーロ、無印版が99.99ユーロとなる。日本での導入時期は未定だが、通常グローバル発表からしばらくして日本でも発表されるので、今回もそうなる可能性が高い。
XiaomiタブレットのハイエンドモデルとなるXiaomi Pad 7 Pro/ Xiaomi Pad 7の後継となるのが「Xiaomi Pad 8 Pro」と「Xiaomi Pad 8」の2製品だ。
同シリーズは、低価格で比較的高性能というスペックが特徴で、Xiaomi Pad 8 Pro/ Xiaomi Pad 8でも、前者はSnapdragon 8 Elite(Gen 4)を採用しているほか、後者はSnapdragon 8s Gen 4となる。
また、カメラは前者がリア5,000万画素、フロント3,200万画素であるのに対して、後者はリア1,300万画素、フロント800万画素とやや抑えめな画素数になっている。
【表3】Xiaomi Pad 8 Pro/ Xiaomi Pad 8のスペック(Xiaomiの資料より筆者作成)
Xiaomi Pad 8 Pro
Xiaomi Pad 8
SoC
Snapdragon 8 Elite(Gen 4)
Snapdragon 8s Gen 4
メモリ+ストレージ
8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+512GB
8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+512GB
ディスプレイ
11.2型3.2K(3,200×2,136ドット)
11.2型3.2K(3,200×2,136ドット)
リアカメラ
5,000万画素
1,300万画素
フロントカメラ
3,200万画素
800万画素
バッテリ
9,200mAh
9,200mAh
USB
USB Type-C(USB 3.2 Gen 1)
USB Type-C(USB 3.2 Gen 1)
Wi-Fi/BT
Wi-Fi 7/Bluetooth 6
Wi-Fi 7/Bluetooth 6
OS
HyperOS 3(Android 16)
HyperOS 3(Android 16)
サイズ
251.22×173.42×5.75mm
251.22×173.42×5.75mm
重量
485g
485g
ディスプレイは11.2型3.2K(3,200×2,136ドット/144Hz)で、両モデルとも同じスペックのパネルが採用されている。オプションで用意されている「Xiaomi Focus Pen Pro」を利用してペン操作が可能。また、アングル調整できるキーボードとして、Xiaomi Pad 8 Pro/ Xiaomi Pad 8 Focus Keyboardが用意されており、クラムシェル型ノートPC的に使えることも特徴の1つだ。
メモリとストレージは8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+512GBの3つのモデルが用意されている。従来モデルと同様にmicroSDカードスロットがないため、コンテンツなどを多くダウンロードしておきたい派のユーザーは大容量ストレージを選択するのがいいだろう。バッテリはいずれも9,200mAhで、OSはHyperOS 3(Android 16)がプリインストールされている。
価格は、Xiaomi Pad 8 Proが599.9ユーロ(8GB+256GBモデル)で、Xiaomi Pad 8が499.9ユーロ(8GB+128GB)という設定になっており、日本で販売されるかは現時点では未定。仮に日本で販売されるなら6万円~10万円程度と、従来通り比較的安価な価格設定が期待できそうだ。